日産の新型セレナ e-POWER LUXION (C28)が納車されて17か月が経過!良いところもあれば悪いところも…新グレードe-POWER AUTECH SPORT SPECの価格も判明
早いもので、私のセレナ (C28)も1年5か月が経過
2023年4月に私に納車されて1年5か月(17か月)が経過した、日産のフルモデルチェンジ版・新型 セレナ e-POWER ルキシオン (Nissan New Serena e-POWER LUXION, C28)[2WD]。
走行距離も13,500kmを突破し、月1,000kmペースでは走れなかったものの、私がこれまで所有してきたミニバンの中では最も走行距離が伸びた一台でした(月800kmペースとまずまず)。
本モデルともそろそろお別れが近づいていますが、最終評価についてはまた後日細かくご紹介できればと思います。
バッテリー上がりを中心に色々とトラブルはあったものの、良い車だったことは間違いない
私のセレナ (C28)ですが、初期モノだったからどうかは不明ですが、納車されて半年も経たないタイミングでバッテリー上がりを繰り返したり、後席電動パワースライドドアが作動しなかったり、更には12.3インチフル液晶メーターやNissan CONNECTナビがブラックアウトしたりと、とにかくトラブル・不具合が多い車でした。
そのどれもが電装系に関するトラブルでしたが、日産含めてどの自動車メーカーもまだまだ発展途上だと思いますし、今回のトラブルから更なる進化に期待したいところ。
セレナ (C28)の走りと運転支援系は驚かされた
ただ走りに関しては、私がこれまでに所有してきたトヨタ現行ヴォクシー(Toyota New Voxy)やホンダ・ステップワゴン(Honda New STEPWGN)に比べると軽やかで、特に16インチタイヤホイール & 280kPaの高い指定空気圧の影響だからなのか、転がり抵抗も少なくてステアリングフィールも軽やかだったのは確か。
その恩恵もあると思いますし、卓越したドライビングサポートProPilot技術及び、ハンズオフ機能付きとなるプロパイロット2.0のお陰で、片道500km程度のロングドライブもほとんど体が疲れなかったのは大きな発見だったと思います。
新型ヴォクシー、新型ステップワゴン、新型セレナのミニバン御三家を徹底比較!第5弾は運転支援系を比べてみた【SERENA】C28【NEW VOXY】【NEW STEPWGN】
なおミドルサイズミニバン御三家の運転支援系/先進装備の比較に関しては、いつもお世話になっているYKTV【photograph】【car】チャンネルさん協力のもと撮影していますので、少しでも参考になりましたら幸いです。
セレナ (C28)はプラットフォームの使いまわしが良くなかった
ただその一方で、「ここはもう少し何とかしてほしかった…」と感じたのが車体剛性の低さ。
特にセレナ (C28)の場合は、C26型から高床式プラットフォームを改良して引き継いでいるため、根本的な剛性向上にはつながっておらず、高速域やワインディングでの安心感は、ミドルサイズミニバン御三家で一番低かったと記憶しています。
特にヴォクシーとの剛性差は僅差で、何れもコーナリングやスロープを通過する際のねじり剛性が弱く、車内の揺れも大きく感じられたため、この点ではステップワゴンの方が安心・安定感は高かったと思っています。
セレナ (C28)は全体のバランスが上手くとれていない車だと思っている
以上が、セレナ (C28)が納車されて1年5か月経過してのインプレッションとなりますが、本モデルは進化しているところと、そうでないところの差が激しく、全体的なバランスがまだ上手くとれていないという印象でした。
それだけまだまだ伸びしろがあるということだと思いますが、個人的にはまずバッテリー上がりやブラックアウトなどが起きづらいモデルを作ってほしいのが正直なところ。
特に出先でバッテリー上がりが起きるようなことは避けたいですし、このような経験をしてしまうと「次もセレナを買いたい」と思えなくなってしまうため改善してほしいところです。
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