2025年モデルのGT-R R35は納期順調?エクストレイルPHEVはまだまだ先で次期エルグランド(E53)が濃厚?日産が2024年9月27日時点での最新工場出荷目途一覧を更新

日産は今のところ、一部の車種を除いて目立った納期遅延などは無さそうだ

日産が月末に更新している、既存ラインナップモデルを対象とした工場出荷目途一覧ですが、今回は2024年9月27日時点での最新工場出荷目途一覧を更新しています。

既に部品・半導体の供給も安定的になり、一時問題となっていた塗装トラブルも解消しているとのことですが、一部のモデルに関しては継続して受注停止中。

今回は、9月27日時点での最新工場出荷目途に加えて、日産のラインナップモデルに関する最新情報についても見ていきたいと思います。


2025年モデルのGT-R R35は販売店によって「2回目」の抽選販売へ

まずは、2024年6月に「2025年モデル」として発表された一部改良版・新型GT-R R35。

本モデルをもって、R35としては最後になるといわれており、多くの日産ディーラーでは抽選販売が行われたのではないかと思われます。

ただその後、年間で生産する枠が余ったのか、最初から複数回に分けて注文を受け付ける予定だったのかは不明ですが、私がお世話になっている日産ディーラーでは「2回目」となる抽選販売・受付けが開始されました。

ただし、選べるグレードは販売エリアや販売店によって様々で、地方系だとNISMOやT-Specを選べないところもあるようです。

「2回目」の抽選受付け及び抽選結果発表などは、販売店よってバラバラだとは思いますが、納期としては「2025年春頃まで」には納車可能とのことで、意外にもフェアレディZ (New Fairlady Z, RZ34)よりも生産ペースは好調のようです。

エクストレイル (T33)の受注は落ち着いているものの、納期は「最短2か月」

続いては、日産の売れ筋となるエクストレイル e-POWER (New X-Trail e-POWER, T33)ですが、2024年9月下旬時点でグレードに関係なく「納期2~3か月」と短め。

一時期の納期半年~未定といった問題はなく、モノトーンカラーであっても、2トーンカラーであっても早期的な納車が可能とのこと。

ちなみに、一部カーメディアの報道では「エクストレイルPHEVが発表間近」という風に報道されていますが、この報道の背景には日本経済新聞が「日産がPHVを自社開発する」と報じたから。

その後、2020年代後半にも量産モデルに適用するといった内容ですが、現時点で早急にエクストレイルPHEVに採用される可能性は低そう。

日産初のPHEVは中国向けセダン?

っというのも最も現実的なのは、中国にてスパイショットされた日産エヴォ・コンセプト・ハイブリッド(Evo Concept HYBRID)をベースにしたと思われる開発車両が最も濃厚だから。

このモデルは、2024年4月25日に中国・北京モーターショー2024にて出展されたエヴォ・コンセプトの量産仕様とも噂されていて、元々コンセプトモデルのときからプラグインハイブリッドを採用すると公式で発表していたんですね。

そう考えると、日産の記念すべきPHEV 第一弾は、中国向けのセダンという可能性が高そう。

こちらも忘れてはいけない!次期エルグランド (E53型)と思わしき開発車両

ただこの他にも、アメリカではフルモデルチェンジ版・新型エルグランド(New Elgrand, E53型)と思わしき開発車両がスパイショットされており、こちらには給油口以外の充電ポートらしきものも隠されているため、もしかすると日産の記念すべきPHEV第一弾は、先程のエヴォ・コンセプトの量産版ではなく、エルグランドPHEVという可能性も考えられるかもしれません(もしくはピュアEVの可能性も?)。

日産のPHEV技術については、まだまだ不明な部分も多いですが、こうして様々な開発車両がスパイショットされているだけでもワクワク感がありますし、日産には「#NissanNEXT A to Z」の動画を公開したときのような興奮を、もう一度を呼び起こしてほしいですね。

【企業】#NissanNEXT A to Z

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