ホンダ新型WR-Vが納車されて8か月が経過!街中で見かける頻度も多くなったが、ヴェゼルよりは少ない?アナログチックな内装は使い勝手も良い

(続き)ホンダ新型WR-Vが納車されて8か月経過してのインプレッション

引き続き、ホンダ新型WR-Vが納車されて8か月経過してのインプレッション内容をまとめていきましょう。

内装を中心に批判的な意見が多く見られるが…?

続いてWR-Vの内装について。

BセグメントSUVというエントリーでの立ち位置や、約210万円~約240万円の車両本体価格にて販売されているWR-Vですが、車系YouTuberを中心に内装の批判が多く散見されるものの、先述の通り足回りを中心に「見えない部分でのコストと力の入れ具合」を考えると、内装の質感を必要最小限に仕上げてくるのは妥当だと思うんですね。

「ハードプラスチックを多用するのは止めてほしい」「手引き式のハンドブレーキは誰も必要としていない」「電動パーキングブレーキ[EPB]+オートブレーキホールド[ABH]を装備しない車は誰も買わない」といった過激な発言をする著名なYouTuberも居たりしますが、WR-Vの車としての方向性を考えると、走りを優先するモデルに内装の質感の高さを求めるのはお門違いだと考えています。

仮に質感を重視したり、EPB+ABHの装備を必要とするのであれば、WR-Vに限定することなく同じBセグメントSUVのヤリスクロスやスズキ・フロンクス (Suzuki Fronx)に選択肢を切り替えれば良いだけなので、何もWR-Vに固執する必要性はないと思うんですね。


WR-Vの内装は特に不満は無いものの、高額なディーラーオプションは明らかに価格に見合っていない

ちなみにWR-Vの内装は、確かにチープな印象はあるかもしれないですし、アナログチックな部分も多く見られますが、個人的には簡易的で直感的な操作が可能なアナログチックな内装はウェルカムで、結果的に使い勝手の良さという点では高評価。

見た目はヴェゼルのようなオシャレな見た目ではありますが、走りに特化していること、内装はシンプルで直感的な操作に力を入れているというギャップが魅力でもありますし、個人的には満足している一台です。

ただ、ディーラーオプションなども含めて込々で約320万円は「高め」だと考えていて、特にセットオプションで30万円以上もする9インチナビゲーションディスプレイは、頻繁的なブラックアウトは絶えず、Bluetoothミュージックにて音楽再生時に頻繁的に音切れをする完成度の低さで、これだけのポンコツっぷりで30万円以上を支払う価値があるか?と言われると、どう考えても「高過ぎる」というのが正直な感想です。

1ページ目:WR-Vの乗り心地は、競合ヤリスクロスに比べると情報量が多い?

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