スズキ・スイフト/ソリオ/クロスビー/イグニス等に約4.3万台の大量リコール!更に三菱アウトランダーPHEVやルノー・アルカナにも不具合連発
(続き)マイパイロットが上手く作動しない恐れアリ
続いて、三菱の主力モデルとなるアウトランダーPHEVの1車種・累計30,769台にリコール(国土交通省の公式プレスリリースより引用)。
不具合内容としては、ステアリングホイールにおいて、設計時の検討が不十分であったため、内蔵されているタッチセンサーの一部が製造時に破損し、使用過程でセンサーの導通不良が起こり、運転者がステアリングホイールを握っているかどうかの検知ができなくなることがあるとのこと。
そのため、マイパイロット(※)機能使用時に、システム故障の警告表示がされマイパイロットが機能停止する、または、ステアリングホイールから手を放しても手放し警告が表示されないことがあり、警告が表示されない場合は、保安基準第11条(かじ取装置)に適合しないとしてリコールを届け出ています。
※マイパイロット:高速道路同一車線運転支援システム(車間距離と車線中央をキープし高速道路での運転をサポートする機能)
対象モデルをチェックしていこう!
気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は報告されていないものの、既に「290件」もの不具合が報告されており、市場からの情報により明らかになっています。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象車台数][アウトランダーPHEV]
・5LA-GN0W/GN0W-0100101~GN0W-0314581/令和3年12月10日~令和5年10月30日/30,769台
以上の通りとなります。
改善措置としては、全車両、ステアリングホイールの製造日を確認し、対象のものはステアリングホイールを対策品と交換するリコール作業を実施するとのことです。
自身が所有する車がリコールに該当しているか否かをチェックする方法は?
今回のリコールについて、自身が所有している車が不具合等の対象になっているかどうかを確認する方法として、上の画像の車検証の車台番号記載場所をチェックし、「三菱のリコール等情報対象検索サイト」にてアクセスし、その車台番号を入力することで確認可能です。
ルノー・アルカナの不具合2連発!まずは運転支援系の不具合
続いては、ルノー・アルカナの1車種・計223台に改善対策(国土交通省の公式プレスリリースより引用)。
不具合内容としては、改善対策690の作業手順が一部欠如していたため、フロントカメラ交換後の制御プログラム書き換え作業が行われていないとのこと。
そのため、誤検知による“パワーステアリング異常”警告メッセージが表示されるとともに、運転支援装置の一部機能を停止させるおそれがあるとして改善対策を届け出ています。
対象モデルをチェックしていこう!
気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は報告されていないものの、既に「16件」もの不具合が報告されており、市場からの情報により明らかになっています。
【改善対策対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象車台数][アルカナ]
・7AA-LJLH4MH/VF1RJL000NC378054~VF1RJL00XPC454382/令和4年10月5日~令和5年8月8日/190台(不具合①:23台、不具合②:167台)・7AA-LJLH5HH/VF1RJL000NC380676~VF1RJL00XPC453720/令和4年10月13日~令和5年8月16日/33台(不具合①:11台、不具合②:22台)
以上の通りとなります。
改善措置としては、全車両について以下の通り実施するとのことです。
不具合①:改善対策690未実施車は、フロントカメラ交換の上 、制御プログラムを適合仕様に書き換える
不具合②:改善対策690実施済車は、フロントカメラ制御プログラムの適合仕様書き換えのみ行う
最悪の場合、アルカナが燃える恐れアリ
最後もルノー・アルカナの1車種・計413台にリコール(国土交通省の公式プレスリリースより引用)。
不具合内容としては、エンジンルーム内の燃料ホースクリップの構造が不適切なため、走行中の振動により燃料ホースとホースクリップが擦れることがあるとのこと。
そのため、そのままの状態で使用を続けると燃料ホースが摩耗し、最悪の場合、当該ホースに穴が開き、燃料が漏れ火災となるおそれがあるとしてリコールを届け出ています。
対象モデルをチェックしていこう!
気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故や不具合は報告されておらず、本国メーカーより明らかになっているそうです。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象車台数][アルカナ]
・7AA-LJLH5HH/VF1RJL000NC325130~VF1RJL00XPC453720/令和 4 年 2 月 24 日~令和 5 年 8 月 16 日/413台
改善措置としては、全車両 、燃料ホースにプロテクターを取付け、なお燃料ホースに摩耗があるものは新品に交換するリコール作業を実施するとのことです。
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