トヨタ/レクサスが2027年までに全15車種ものピュアEVモデルを販売?新型C-HRやハイラックスのBEVも?ランドクルーザー250の納期も落ち着いてきた模様
トヨタはこの2年間でピュアEVメーカーへと一気に進化する?
トヨタといえば、ガソリンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用するプリウス (Toyota Prius)を筆頭に、様々なハイブリッド車をラインナップし、直近だとbZ4X/レクサスRZのビッグマイナーチェンジ版が発表され、更にはC-HR+、スズキのOEMモデルとなるアーバンクルーザー (Urban Cruiser)などの電気自動車を発表してきました。
ただ、テスラや中国のピュアEVメーカー/新興メーカーに比べると、ピュアEVの発表・発売は極めて遅く、EV競争に参加することには消極的なようにも見えますが、今後トヨタ/レクサスは、ピュアEVのラインナップ拡大を加速させる可能性が高く、2027年までに全15車種の電気自動車を販売する計画があるようです。
2024年にトヨタ/レクサスがピュアEVモデルを製造した台数の約7倍に相当する勢い
日経アジアの報道によると、トヨタ/レクサスブランド含む全15車種のピュアEVが2027年までに販売される計画があるようで、更にEVモデルの生産台数を年間100万台(月あたり約8.3万台)にまで増やすことを目標にしているとのこと。
ちなみに、これは2024年にトヨタ/レクサスが製造するEVモデルの生産台数の約7倍に相当し、実現できれば大きな進歩ともいえます。
トヨタは現在、EVモデルの製造は日本と中国のみとなっていますが、今後発売されるEVがさらに増えるにつれ、生産国をアメリカやタイ、アルゼンチンに拡大すると日経アジアが報じています。
遂に2025年10月にはピュアEVタイプのハイラックスが登場か
最初に市場に投入されるモデルの一つは、2025年10月からタイで生産予定の新型ハイラックス (New Hilux)のピュアEV版で、このモデルもアルゼンチンで組立てられる予定とのこと。
徐々にトヨタもEVの開発・生産に力を入れている一方で、テスラやBYDは2024年、それぞれ約176万台のEV車両を販売。
フォルクスワーゲンも負けず劣らずで、世界で74万台のEVを販売していますが、これらの数字と比較すると、トヨタの電気自動車への取り組みは今のところかなり控えめであることがわかります。
先ほどもお伝えしましたが、トヨタが2024年3月に発表した新型C-HR+ EVは、トヨタのラインナップモデルの中では、bZ4Xよりも下位に位置し、57.7kWhと77kWhのバッテリー容量を持つ2種類のグレードをラインナップ。
このモデルの生産は、2025年9月に日本の高岡工場にて開始され、ヨーロッパ全土で販売されるほか、2026年からはアメリカとカナダでも販売される予定です。
2026年には3列シートSUVのピュアEVモデルも生産予定
一方、トヨタは2026年からアメリカ・ケンタッキー州とインディアナ州の工場にて、3列シートのピュアEVクロスオーバーを生産する計画で、起亜EV9やヒョンデ・アイオニック9のライバルモデルになるとのこと。
トヨタはまたスバルとのEV提携も継続しており、その協力関係による次なるモデルは、2026年2月に日本で生産開始される予定とのことで、果たしてどのようなモデルが展開されるのか注目したいところです。