公取委が見せしめで警告したトヨタモビリティ東京の悪質な「抱き合わせ販売」。私が購入したランクル300やLX600、シビックタイプR (FL5)等も抱き合わせ販売だったかを考える

今思うと、私が購入していた新車・新型車も「抱き合わせ販売」だった恐れも?

2025年4月10日、公正取引委員会の公式プレスリリースより、トヨタの高額車両であるランドクルーザー300やアルファード/ヴェルファイアなどを対象に、「メンテナンスパック必須」「コーティング等のディーラーオプション必須」「下取り必須」「現金一括禁止で、ディーラーローンや残クレ必須」といった”抱き合わせ販売”を行っていたトヨタモビリティ東京(TMT)が警告を受けました。

おそらく今回の警告は、他の販売店での再発防止を狙うための見せしめだと思われますが、よくよく考えてみると、私が購入した新車・新型車達も「抱き合わせ販売だったのではないか?」「独占禁止法に抵触するのではないか?」と思ったり。

そこで、公取協が公開している「新車の不適切な販売方法について」の中身に則って、具体的にどの項目が抱き合わせ販売になるのではないか?を考えていきたいと思います。
※確定的なものではなく、あくまでも予想・参考・考察なので注意してください


トヨタ・ランドクルーザー300

まずは、2021年8月に発売されて2023年8月に納車された、トヨタ新型ランドクルーザー300 (Toyota New Land Cruiser 300)。

本モデルに関しては、一部のトヨタディーラーにて「抽選販売」「キャッシュ一括禁止」「所有権留保」「ディーラーオプション強制」などの厳しい条件が設けられていたのではないかと思われます。

ちなみに私がお世話になっているトヨタディーラーでは、そこまでガッチガチの厳しい条件は無かったものの、唯一独占禁止法に抵触するのではないか?と思われたのは…

▲キャッシュ一括での購入でありながらも、所有権は1年間トヨタディーラー側が留保
→誓約書には、1年間転売・輸出しないことにサイン

▲販売店が代理として推奨している任意保険会社に加入ことが必須(車両保険も必須)

以上の通りとなります。

任意保険に関しては、元々私がお世話になっているトヨタディーラーが代理店として推奨している任意保険に加入していたので、そのままランクル300を追加しただけになりますが、こちらも今思うと独占禁止法に抵触する恐れがあるのでは?と思ったり。

レクサスLX600

続いては、2021年11月に先行受注受付けが開始され、2022年1月に発売されたレクサスのフルモデルチェンジ版・新型LX600。

本モデルに関しても、トヨタ・ランドクルーザー300同様に多くの販売店にて「抽選販売」「下取り必須」「購入方法の制限」「ディーラーオプションの指定販売」「誓約書へのサイン」「所有権の留保」などがあったのではないかと予想されます。

ちなみに、私がお世話になっているレクサスディーラーでも、以下のような条件が設けられていました。

▲所有権は最低でも1年間レクサスディーラー側が留保
→誓約書には、1年間転売・輸出しないことにサイン

▲購入方法はレクサスディーラー指定の残価設定ローンもしくは、ディーラー指定のオートローン
→要はトヨタファイナンスが絡んでいることが前提
→最低2回払いのローン支払いは禁止
→頭金の指定などは無し

以上の通りとなります。

私の場合、できる限り車はローンもしくは残クレにて契約したくなく、借入金を増やしたくなかったので、販売店指定の残クレにしながらも、トヨタファイナンスでは残価率を調整することができ、「残価率を一番小さくする(25%~30%だった記憶)」「頭金をギリギリまで入金して、月々の支払いは金利のみ(約2万円)」にしています。

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