日産エクストレイル e-POWER (T33)が受注停止に!2025年夏頃に向けて初のマイナーチェンジか。期待される改良・変更内容を元オーナーが予想してみる

遂に現行エクストレイル (T33)が受注停止へ

2022年7月にT33型としてフルモデルチェンジしてから、2年9か月が経過している日産エクストレイル (Nissan New X-Trail, T33)。

本モデルでは、排気量1.5L 直列3気筒VCターボエンジン+第2世代e-POWERを採用する日産初の組合せで、このパワートレインに新世代四輪駆動e-4ORCEを組み合わせたのも世界初。

そんなT33型エクストレイルも、2025年7月には発売後3年が経過するわけですが、ようやくマイナーチェンジが予定されていて、既に現行モデルについては、2025年4月下旬の時点で一部グレードが受注停止になっていることが明らかになりました。


全グレードではなく、売れ筋のグレードのみ受注停止になっているようだ

先日、私がいつもお世話になっている日産ディーラーに訪問した際、エクストレイル (T33)の納期状況について取材させていただきましたが、どうやら2025年4月下旬の時点で上位グレードとなるGグレード及び、カスタムグレードのAUTECH、そしてアウトドア志向のエクストリーマーXに関しては受注停止になっていることが、メーカーからの通達にて明らかになったとのこと。

一方で、エントリーグレードSや訴求グレードXに関しては、引き続き受注を受け付けており、納期としては2か月程度になるそうですが、2025年5月下旬頃には全グレードの新規での受注受付けを終了し、在庫車両のみの販売となるようです。

マイナーチェンジ時期は2025年夏頃を予定

続いて、エクストレイルのマイナーチェンジ時期についてですが、今のところ日産ディーラーには「2025年夏頃」との情報のみで、具体的な改良・変更内容までは不明なままとのこと。

おそらく2025年5月末頃には、具体的な改良内容と共に、具体的な先行受注受付け時期や発表・発売時期も明らかになるのでは?と予想しますが、既にアメリカ市場向けとして次期T34型ローグのティーザー画像が公開されていることを考えると、フルモデルチェンジ級の商品改良が無い限りは魅力に欠けてしまうのでは?と思うんですね。

なお参考までに、競合モデルとなるトヨタ・ハリアー (Toyota New Harrier)は、2025年6月11日に”最後?”と思われる一部改良が実施され、同年夏~秋頃には、フルモデルチェンジ版・新型RAV4が発売される予定です。

エクストレイルのマイナーチェンジで期待される改良・変更内容は?

デザインの古臭さが残る現行エクストレイル (T33)ですが、現時点で予想されるマイナーチェンジの中身は以下の通り。

◆フロントマスクの刷新
→デジタルVモーショングリルを採用か
→LEDデイタイムランニングライトを搭載するか

◆ドライビングサポート機能プロパイロットのアップデート
→上位グレードGにはハンズオフ機能付きのプロパイロット2.0を採用する可能性も
→ナビリンク機能付きとなるプロパイロット1.5や、プロパイロット1.0の精度向上に期待

◆上位グレードGをメインに快適装備の追加
→ナッパレザーシート選択の場合、シートベンチレーションの採用に期待

◆Nissan CONNECTナビのアップデート
→日産初となるGoogleビルトインを採用か

◆ボディカラーの見直し
→主力モデルに設定されている「サンライズカッパー」「ミッドナイトパープル」「バーガンディ」「フォレストグリーン」等の追加設定に期待

◆第二世代e-POWERのアップデート
→第三世代のe-POWERが次世代モデルに採用される可能性が高いため、第二世代の最後の性能向上に期待

◆e-POWERモデルの度重なるバッテリー上がりの問題解消
→エクストレイル (T33)にて度々報告されているバッテリー上がり解消のためのプログラム修正に期待

◆価格改定という名の値上げ
→材料費+物流費の高騰、昨今の物価高を理由に強制的に値上げしてくる恐れアリ

以上の通りとなります。

上記はあくまでも、私が予想するマイナーチェンジ内容なので、確実にメーカーが実施してくるとは限らないのでご注意ください。

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