スズキ・スイフトスポーツ ZC33S ”ほぼ全て”に燃料ポンプ関連の大規模リコール!その台数は約5.6万台…更に三菱アウトランダーPHEVやトライトンにも不具合

(続き)最悪の場合、走行中にエンストする恐れアリ

続いて、スズキのスポーツモデルでお馴染みとなるスイフトスポーツ (Suzuki Swift Sport, ZC33S)の1車種・計56,746台の”ほぼ全て”に大量リコール。

不具合内容としては、低圧燃料ポンプにおいて、燃料によるインペラ(樹脂製羽根車)の膨潤量の評価が不十分であったこと、及びインペラとポンプケースのクリアランスが不適切だったため、燃料の成分により膨潤したインペラがポンプケースと接触することがあるとのこと。

そのため、燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中にエンストに至るおそれがあるとしてリコールを届け出ています(国土交通省の公式プレスリリースより引用)。


対象モデルをチェックしていこう!

気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故は起きていないものの、既に52件もの不具合が報告されており、市場からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象車台数]

[スイフトスポーツ]
・CBA-ZC33S/ZC33S-100043~ZC33S-132872/平成29年8月9日~令和2年4月14日/32,798台

・4BA-ZC33S/ZC33S-400001~ZC33S-423966/令和2年4月7日~令和4年4月20日/23,948台

以上の通り、改善措置としては、全車両、低圧燃料ポンプを対策品と交換するリコール作業を実施することとなるため、全ての作業が完了するのに膨大な時間がかかるものと予想されます。

自身が所有する車がリコールに該当しているか否かをチェックする方法は?

今回のリコールについて、自身が所有している車が不具合等の対象になっているかどうかを確認する方法として、上の画像の車検証の車台番号記載場所をチェックし、「スズキのリコール等情報対象検索サイト」にてアクセスし、その車台番号を入力することで確認可能です。

1ページ目:三菱アウトランダーPHEV/トライトンの累計5万台程に、リコール&サービスキャンペーン

リコール/改善対策/サービスキャンペーン関連記事