一体どれだけ値上げするんだろう…(2025年)ビッグマイナーチェンジ版・日産の新型エクストレイル (T33)の改良・変更内容をおさらい!これで全情報を網羅できるぞ

フルモデルチェンジ後”初”のマイナーチェンジを実施するエクストレイル e-POWER (T33)

2025年8月にビッグマイナーチェンジを予定している、日産の新型エクストレイル e-POWER (Nissan New X-Trail e-POWER, T33)。

本モデルがT33型としてフルモデルチェンジしてから”初”のマイナーチェンジとなるわけですが、グレード構成の見直しや新グレードの追加、特別仕様車の追加、更には装備内容の見直しなど、大きな変化が加えられる予定です。

具体的な改良・変更内容については、既に関連記事にもまとめていますが、今回はおさらいも含め、メーカーオプションはどういったものが設定されるのかもチェックしていきたいと思います。

かなりのボリュームではありますが、本モデルを検討されている方の参考になりましたら幸いです。


BMC版エクストレイルの改良・変更内容をおさらい

まずは、おさらいも兼ねてビッグマイナーチェンジ版エクストレイル (T33)の改良・変更内容をチェックしていきましょう。

【(2025年)ビッグマイナーチェンジ版・新型エクストレイル e-POWERの改良・変更内容一覧】

[グレード整理]

●標準グレードは変化無し
・Sグレード[2WD/e-4ORCE]
・Xグレード[2WD/e-4ORCE]
・Gグレード[2WD/e-4ORCE]

●AUTECH SPORTS SPECグレードを追加
・AUTECH・2列5人乗り[e-4ORCE]
・AUTECH・3列7人乗り[e-4ORCE]
・AUTECH Advanced Package・2列5人乗り[2WD/e-4ORCE]
・AUTECH SPORTS SPEC・2列5人乗り[e-4ORCE]

●NISMOグレードを追加
・NISMO・2列5人乗り[e-4ORCE]
・NISMO RECARO製スポーツシート装着車・2列5人乗り[e-4ORCE]
・NISMO Advanced Package・2列5人乗り[e-4ORCE]
・NISMO Advanced Package RECARO製スポーツシート装着車・2列5人乗り[e-4ORCE]

●特別仕様車ロッククリーク(ROCK CREEK)を追加
・ROCK CREEK・2列5人乗り[e-4ORCE]
・ROCK CREEK・3列7人乗り[e-4ORCE]

▲エクストリーマーXを廃止


[エクステリア]

●フロントグリルの意匠変更

●フロントバンパーの意匠変更
→フロント・リアバンパーのグロスブラック化(Gグレードのみ)
→サイドシルのグロスブラック化(Gグレードのみ)

●19インチアルミホイールの意匠変更
→Xグレード/Gグレードともに18インチアルミホイールが標準装備
→Xグレード/Gグレードともに19インチアルミホイールがメーカーオプション

●LEDデイタイムランニングライトが全グレード標準装備

●リアテールランプがフルLED化+リアウィンカーLED化が全グレード標準装備


[インテリア/システム関連]

●インストパネル上部&ドアトリムのブラック化

●ナッパレザーのタンカラーを廃止し、ブラウン内装に変更(Gグレード)

●接近時アンロック&降車時オートロック機能が全グレード標準装備

●テーラーフィット巻きステアリングホイールを全グレード標準装備

●ビークル・ダイナミクス・コントロール(VDC)のスイッチを全グレード標準装備

●GoogleビルトインタイプとなるNissan CONNECTナビを設定
→Gグレードは標準装備
→Xグレードはメーカーオプション
→インテリジェントアラウンドビューモニター(移動物検知機能付き)に3Dビュー機能を追加

●USB Type-A → Type-Cに変更(全グレード標準装備)

●新色の追加(4色)
・プリズムホワイト
・ディープオーシャンブルー
・プリズムホワイト×スーパーブラックルーフ2トーン
・ディープオーシャンブルー×スーパーブラックルーフ2トーン


[廃止となる機能]

▲流れるタイプのフロントシーケンシャルウィンカーを廃止(Gグレード)

▲後席用独立エアコン温度調整機能を廃止(Gグレード)

▲LEDフォグランプを廃止(Gグレード)

▲一部ボディカラーの廃止(4色)
・ブリリアントホワイトパール
・カスピアンブルー
・ブリリアントホワイトパール×スーパーブラックルーフ2トーン
・カスピアンブルー×スーパーブラックルーフ2トーン


[BMCで採用されない機能]

×フロントシートベンチレーションが採用されない

×予防安全装備のアップデートされない

×ハンズオフ機能付きとなるプロパイロット2.0が採用されない

×ヘッドアップディスプレイ[HUD]の情報量が拡大されない

以上の通りとなります。

商品改良内容としては魅力的だが、一方で残念なポイントも

商品改良としてはかなりの大規模となりますが、一方でGグレードは19インチアルミホイールが標準装備されなかったり…

後席用のエアコン温度調整が廃止されたりなど…何気に重宝されていた機能が無くなってしまうのはとても残念に思う所です。

あとは、上の画像にあるナッパレザーシートのタンカラーが廃止になってしまうのも残念。

ブラウン内装に変更されることで、よりシックで落ち着いた雰囲気を与えるとのことですが、どの程度の色味となるのか?タンカラーと同等の価格帯なのか、はたまた更に高額なオプション設定となってしまうのか、今後の日産の価格設定含めとても気になる所です。

何気に待ち望んだフロント・リアのフルLED化

ただその一方で、フロント・リア共に全グレードフルLED化されるのも注目トピックス。

何気に今回の改良で一番求められていたことだと思うのですが、これだけの大規模な変更ともなれば、アメリカ市場向けのマイナーチェンジ版ローグとどのようにデザインで差別化してくるのか気になる所ですね(アメリカ向けローグはマイチェン後もリアウィンカーは非LEDのまま)。

2ページ目:ビッグマイチェン版エクストレイル e-POWER (T33)のメーカーオプションはどうなる?