アウディは2025年までに12車種のEVモデルを販売。「e-tron GT」は年末のロサンゼルスオートショーにて登場

2020-05-26

アウディがEVラインナップの拡大とEVスーパースポーツを発表

アウディは先日、オールエレクトリックSUVモデルの「e-tronクワトロ」を世界初公開したばかりですが、今後のプランとして2025年までに12車種のオールエレクトリックモデルを販売することを発表しました。
EVモデルの拡大は、アウディがラインナップするための全ての車種とサイズを満足するために4種類のプラットフォームを使用することが約束されています。

また、11月末から12月頭にかけて開催のロサンゼルス・オートショー2018にて、テスラ「モデルS」をターゲットとした最新EVスポーツモデル「e-tron GTコンセプト」を世界初公開する予定とのこと。
このモデルは、ポルシェとのコラボにて開発された新しいeプラットフォームに基づいた究極のEVスーパースポーツになるといわれています。


アウディの今後のプランはこうなっている

現在、アウディがプランニングしているのは以下の通り。

○アウディ「e-tron」・・・既に生産中
●アウディ「e-tron Sportback」・・・2019年にデビュー予定
○2025年までに12車種がオールEVで、電化モデルによる販売を約3分の1に拡大
●電化モデルは、コンパクトモデルからフルサイズモデルの全てセグメントに適用。AvantやSportbackのようなクラシックボディレイアウトも同様
○PHVモデルも実質的にすべてのセグメントに拡大

なお、4種類のプラットフォームについては以下の通り。

①アウディ最初のオールEVのために変更されるプラットフォーム(「e-tron/e-tron Sportback」)

「e-tron/e-tron Sportback」には、アウディのモジュール式縦型プラットフォームのコンポーネントを使用。
主に駆動システム分野におけるこの革新的な技術の数々は、エレクトリック・クワトロ四輪駆動のe-SUVの別々の製品ファミリーを誕生させる。
最大150kWhの高速充電と長距離移動に適した航続距離の拡大が、このクラスのベンチマークとなる

②第二のeプラットフォーム(e-tron GTコンセプト)

アウディは、2018年末までにeプラットフォームを搭載した最初モデルを発表予定。
この個体は、フラットフロアアセンブリを備えた非常にダイナミックなクーペモデルで、ロサンゼルスオートショー2018での登場が期待されています。

③B~Dセグメント対象のアウディ&ポルシェ開発のPremium Platform Electric(PPE)

アウディとポルシェの開発部門のもう一つの共同開発プロジェクトとして、Premium Platform Electric(PPE)があります。
これは、BセグメントからDセグメントをカバーするオールエレクトリックモデルの基礎となります。
SUVとレトロなボディコンセプトに適用されるもので、車体重量の軽量化やパッケージング(部品点数の削減)等のメリットが挙げられます。

④Aセグメントベースのフォルクスワーゲン・モジュラーエレクトリックプラットフォーム(MEB)

フォルクスワーゲングループがラインナップする、Aセグメントと一連のアウディeモデルの基礎となるモジュラーエレクトリックプラットフォーム(MEB)。
このプラットフォームは、最も重要な市場となている中国に特化したものとなります。

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Reference:INSIDEEVs