BMWからの届け出により2020年モデル・(米)トヨタ新型「GRスープラ」に早速リコール。対策品に交換ではなく、何と新車に交換する大胆なサービスに

2020-05-27

~新型「GRスープラ」初のリコールはシートベルト関連~

BMWとの共同開発により誕生したトヨタの新型2ドアスポーツクーペ「GRスープラ(Toyota GR Supra)」に早くもリコール。
NHTSA(National Highway Traffic Safety Administration)へとリコールの届け出がされた内容(19V653000)によると、新型「GRスープラ」のシートベルトガイドループマウントが不適切に溶接されている可能性があるとのことで、対象台数は僅か7台となっていますが、納車されていない4台はリコール対策済みとなっているとのことで、実質的なオーナー車の回収台数は3台のみということになりますね。


~リコールを届け出たのはBMW。しかも対策は「新車に交換」~

しかも今回のリコール、単純にシートベルトガイドループマウントを修理するのではなく、「GRスープラ」の車両自体を完全に新品に変更するという思い切ったリコールでもあるそうで、これはこれで結構お得感のあるBMW・トヨタの善意として見ても良いのかもしれませんね。

今回、リコールの届け出を行ったのはトヨタではなく、共同開発によってプラットフォームやエンジン、インテリアパーツのほとんどを供給しているBMWからということで、トヨタでは対策が難しいとのことから、今後BMW供給のパーツに不具合があった場合は対策が複雑化・長期化する恐れもありますし、共同開発モデルとなるBMW新型「Z4」も同様のリコールが発令するかもしれませんね。

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Reference:NHTSA