トヨタ「ハイエース/ランドクルーザー/プロボックス」等6万台以上の大規模リコール。ディーゼルエンジンに不具合でエンスト、オイルシール漏れで制動力低下の恐れアリ

2020-05-27

~最悪の場合はエンストする恐れも~

トヨタ「ハイエース/レジアスエース/ランドクルーザー・プラド」3車種・計6,651台にリコール。

リコールの内容としては、ディーゼル車の燃料噴射装置において、燃料ポンプとコモンレール間を接続する燃料パイプの締付トルク指示が不適切なため、当該パイプの組付ばらつきによりエンジンの振動等で当該締結部が緩むことがあるとのこと。
そのため、燃料漏れが生じてエンストするおそれがあるとしてリコールを発令しています。

~対象モデルをしっかりとチェックしていこう!~

対象モデルは以下の通り。
これによる事故は発生していないものの、不具合は9件のみ社内からの情報により判明しています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[ハイエース/レジアスエース]
・QDF-GDH201V|QDF-GDH201K|QDF-GDH201K改/GDH201-1022592~GDH201-1025841/平成31年 3月11日~平成31年 4月25日/2,121台
・QDF-GDH201V|QDF-GDH201K|QDF-GDH201K改/GDH201-2005758~GDH201-2007021/平成31年 3月12日~令和元年 6月 4日/366台

・QDF-GDH206V|QDF-GDH206K|QDF-GDH206K改/GDH206-1020934~GDH206-1023877/平成31年 3月11日~平成31年 4月23日/2,111台

・QDF-GDH206V|QDF-GDH206K|QDF-GDH206K改/GDH206-2005091~GDH206-2005897/平成31年 3月12日~令和元年 5月27日/261台

・QDF-GDH221K/GDH221-2000848~GDH221-2000930/平成31年 3月12日~平成31年 4月12日/77台

・QDF-GDH226K/GDH226-2001390~GDH226-2001641/平成31年 3月12日~令和元年 5月25日/128台

・QDF-GDH211K/GDH211-1002673~GDH211-1002836/平成31年 3月11日~平成31年 4月15日/139台

・QDF-GDH223B|QDF-GDH223B改/GDH223-2001673~GDH223-2001908/平成31年 3月12日~平成31年 4月22日/152台

[ランドクルーザー・プラド]
・LDA-GDJ150W/GDJ150-0038323~GDJ150-0039719/平成31年 3月11日~平成31年 4月22日/1,165台

・LDA-GDJ151W/GDJ151-0007829~GDJ151-0007965/平成31年 3月12日~平成31年 4月12日/131台

改善措置としては、全車両、燃料パイプおよびクランプを対策品に交換するリコール作業を行うとのことです。


~約6万台近くの大規模リコール。オイル漏れで制動力が低下する恐れも~

続いては、トヨタ「サクシード/プロボックス/マツダ・ファミリアバン」の3車種・計59,671台のだ規模リコール。

リコールの内容としては、四輪駆動車のリヤアクスルにおいて、オイルシールの材質が不適切なため、低温環境下での使用により当該シールリップ部が異常摩耗することがあるとのこと。
そのため、デファレンシャルオイルが漏れ、最悪の場合、漏れたオイルがブレーキシューに付着して制動力が低下するおそれがあるとしてリコールを発令しています。

~対象モデルをしっかりとチェックしていこう!~

対象モデルは以下の通り。
これによる事故は発生していないものの、不具合は56件発生しており、市場からの情報により判明しています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[サクシード/プロボックス]
・DBE-NCP55V/N C P 5 5 – 0 1 2 5 6 8 5 ~ N C P 5 5 – 0 1 2 6 2 2 5/平成 26 年 8 月 4 日~平成 26 年 9 月 1 日/482台
・DBE-NCP165V/N C P 1 6 5 – 0 0 0 1 0 0 3~N C P 1 6 5 – 0 0 6 0 9 6 8/平成 26 年 9 月 1 日~平成 31 年 3 月 6 日/58,944台

[マツダ・ファミリアバン]
・DBE-NCP165M/N C P 1 6 5 – 7 0 0 0 0 0 0~N C P 1 6 5 – 7 0 0 0 2 4 4/平成 30 年 6 月 11 日~平成 31 年 3 月 5 日/245台

改善措置としては、全車両、オイルシールを対策品にリテーナを新品に交換。また、ベアリングおよびブレーキシューを点検し、オイル付着がある場合はベアリングもしくはベアリングおよびブレーキシューを新品に交換するリコール作業を行うとのことです。

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Reference:国土交通省①国土交通省②

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