いやいや早過ぎる…マツダ新型「マツダ3(旧アクセラ)/CX-30」に計4万台超えの大量リコール。エンジン関係不具合により再始動しない恐れアリ
~マツダとしては出鼻を挫かれたエンジン関連のリコール~
マツダ新型「マツダ3(MAZDA3)/CX-30」の2車種・計17,367台に大量リコール。
リコール内容としては大きく2つあるそうで、一つはエンジン制御コンピュータにおいて、燃料噴射制御プログラムが不適切なため、燃焼室に大量の燃料蒸発ガスが流れ込んだ際に、インジェクタによる燃料噴射量を正しく制御できないことがあるとのこと。
そのため、燃焼に必要な燃料噴射量が不足し、最悪の場合、低車速時にエンストするおそれがあるとしてリコールを届け出ています。
そしてもう一つが、エンジン制御コンピュータにおいてアイドリングストップ後の再始動制御プログラムが不適切なため、アイドリングストップを判別するためのエンジン停止判定処理が遅れた場合、アイドリングストップ後にエンジンが再始動しなくなるおそれがあるとしてリコールを届け出ています。
対象モデルをしっかりとチェックしていこう!
なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は発生していないものの、不具合はそれぞれ7件/17件発生しており、市場からの情報により明らかになったそうです。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数][マツダ3(MAZDA3)]
・6BA-BP5P/BP5P-100006~BP5P-107167/平成 31 年 3 月 5 日~令和元年 11 月 8 日/7,162台・5BA-BPFP/BPFP-100008~BPFP-107998/令和元年 5 月 28 日~令和元年 11 月 8 日/7,990台
[CX-30]
・5BA-DMEP/DMEP-100011~DMEP-102225/令和元年 8 月 6 日~令和元年 10 月 28 日/2,215台
改善措置としては、一つ目のエンジン制御コンピュータに関する不具合については、全車両、エンジン制御コンピュータの燃料噴射制御プログラムを対策プログ
ラムに修正。
一方のアイドリング問題については、全車両、エンジン制御コンピュータのアイドリングストップ後の再始動制御プログラムを対策プログラムに修正するといったリコール作業を実施するとのことです。
~突如として衝突被害軽減ブレーキが作動する恐れアリ~
もう一つも、マツダ新型「マツダ3(MAZDA3)/CX-30」の2車種・計24,750台に大量リコール。
リコールの内容としては、車両制御コンピュータにおいて、スマート・ブレーキ・サポート(SBS)の制御プログラムが不適切なため、S字路の路肩に停車した車両や大きな道路標識などを正しく認識できないことがあるとのこと。
そのため、衝突の可能性がないにもかかわらず障害物との接近を知らせる警報音が鳴り、ディスプレイに警告表示が出て、最悪の場合、衝突被害軽減ブレーキが作動し急制動がかかるおそれがあるとしてリコールを届け出ています。
対象モデルをしっかりとチェックしていこう!
なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は発生していないものの、不具合は7件発生しており、市場からの情報により明らかになったそうです。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数][マツダ3(MAZDA3)]
・6BA-BP5P/BP5P-100006~BP5P-106927/平成 31 年 3 月 5 日~令和元年 10 月 19 日/6,922台・5BA-BPFP/BPFP-100008~BPFP-107571/令和元年 5 月 28 日~令和元年 10 月 23 日/7,563台
・3DA-BP8P/BP8P-100012~BP8P-106622/平成 31 年 4 月 2 日~令和元年 10 月 23 日/6,611台
[CX-30]
・5BA-DMEP/DMEP-100011~DMEP-101999/令和元年 8 月 6 日~令和元年 10 月 19 日/1,989台・3DA-DM8P/DM8P-100006~DM8P-101670/令和元年 8 月 6 日~令和元年 10 月 19 日/1,665台
改善措置としては、全車両、車両制御コンピュータのSBS制御プログラムを対策プログラムに修正し、一部の車両はSBS作動設定の仕様が変更になるため、取扱説明書の変更、メータのプログラム変更を同時に実施するリコール作業を実施するとのことです。