【1億円超えの可能性も!】1967年式で”左ハンドル仕様”の超希少なトヨタ2000GTが競売に出品。走行距離わずか150km程の極上の一台
まさか左ハンドル仕様でここまで美しい2000GTが出品されるとは…
トヨタが1967年~1970年まで僅か337台のみ販売した、ヤマハ発動機との共同開発モデル2000GTですが、その中で僅か62台のみ製造された海外市場向けの左ハンドル仕様が、RMサザビーズのエルクハートコレクションオークションにて出品されることが明らかとなりました。
今回のモデルでは、アメリカの有名レーサーでスーパーカー/クラシックカーコレクターでもあったオット・リントン氏が所有していたものであり、ボディカラーはこれまた希少なソーラーレッド、走行距離は僅か150kmと非常に少なく、それでいて2006年にメインラインエキゾチックと呼ばれるカーショップによってペイントレストアされた”ほぼ新品同様”の一台となっています。
全てが美しく、傷や汚れも全くない
見るからに汚れなどは一切無い2000GTですが、ボディ表面に全くキズも付いておらず、更にコーティングを施すことによって輝きと品質を維持。
その他のライト類やメッキパーツなどもサビや黄ばみなども全くないため、厳重な環境の中で保管されていたのだと思われます。
2000GTといえば、やはりこのロングノーズ・ショートデッキのスポーツカースタイルが特徴。
戦後に登場したアルファロメオ158やメルセデスベンツ300SLRをはじめ、ジャガーEタイプやフェラーリ250GTOシリーズ、シボレー・コルベット・スティングレイと同じように高性能エンジンを搭載する上で、こうした特徴的なボディが定着したのもありますが、ある意味それを日本でも深く浸透させたのは2000GTなのかもしれません。
インテリアも超極上。ヤマハの技術が結集した魅力ある車内
インテリアはこんな感じ。
すんごいキレイですね…
ヤマハのピアノ部門によって作られたローズウッドのべニアダッシュボードや、マホガニーのステアリングホイール、そしてギアノブ、全てが芸術品のような仕上がり。
ブラックの本革シートも、適度なカタサでスポーツカーに丁度良いホールド感であるとのこと(国内の2000GTオーナーのコメントより)。
エンジンルームもきれいだなぁ…
縁周りも全く汚れが付いておらず、非常に美しいソーラーレッドをキープしています。
先述にもある通り、エンジンはヤマハ製ツインカムシリンダーヘッドを備える排気量2.0L 直列6気筒エンジンを搭載し、最高出力150hpを発揮。
トランスミッションは5速MTで、スリップの少ないリヤディファレンシャルを組み合わせています。
今回出品される2000GTですが、予想落札価格は約7,800万円~約9,500万円となっているものの、おそらく1億円を超えてくるのではないかと思われます。