フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ハリアーを実車最速レビュー!ブラックのインテリアや話題のプレシャスブラックパール、そしてチュウヒ(宙飛)マークは?【動画有】

2022-07-06

発売前の新型ハリアー実車レビューは多分日本最速だと思う

2020年6月17日に発売スタート予定となっているトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ハリアー(Toyota New Harrier)ですが、何とこのモデルの実車(プロトタイプ)を日本最速レビューするYoutuberが登場。

この動画を公開しているのは、以前ホワイトパールクリスタルシャインの開発車両をスパイショットされていたOriba CAR CHANNELさんで、この方も実際に新型ハリアーをオーダーされているそうです。

ちなみにこのモデル、トヨタ本社の技術本館にて特別に展示されているそうで撮影自体も特に問題ないとのことですが、誰でも入館して撮影できるというわけではなさそうです。

今話題のモデルということもあり、しかも日本国内ではどこも実車レビューの動画は配信されていないですからね(とても貴重な動画だと思います)。


新型ハリアーの外観インプレッション

まずは新型ハリアーのフロントマスクをインプレッションしていきましょう。

ボディカラーはプレシャスブラックパールで、光り当たり具合でグレーっぽく変化するところも魅力的ですね。

現行クラウン(Crown)でも採用されている有償カラー(税込み55,000円)ですが、初期ロット生産にて制約が出るほどに貴重なカラーなので、今回実車で見れるというのは貴重だったのではないかと思います。

現行60系とは異なるメッキのインパクトを主張するデザインとワイド感が目立ち、それでいて北米市場や中国市場(中国ではフロントランダー(FrontLander)にて2020年末に販売予定)を意識した高級感のある顔つきだと思います。

あとは今回のフルモデルチェンジにより、フロントエンブレムがチュウヒ(宙飛)マークから”TOYOTA”マークへと切り替わり、更にエンブレム周りのグリルデザインは現行からの踏襲となっていますね。

フロントヘッドライトはワイド且つ奥行きがあってエッジが効いていますが、それ以上にLEDデイタイムランニングライトの幅が結構太いですね。

ウィンカーとの兼用にもなっていますが、どれだけの発色性があるのかも気になるところです。

真正面から見てみるとこんな感じ。

現行のヘッドライトよりも細く、上の画像でも紹介の通り、外側の単眼プロジェクター式はロービーム/ハイビームを兼用し、更に内側部分はアダプティブハイビームシステムを搭載しているのかもしれません。

意外にも実用性を高めている新型ハリアーのディテールポイント

こういったところのインプレッションポイントは大きいですね。

ほうれい線のようなフロントインテークはダミーダクトではなく、しっかりと空気が抜けるように設計されているんですね。

こういったところは新型GRスープラ(New GR Supra)でも縦型基調のダクトを設けているのですが、実はダミーだったりするので、新型ハリアーの方が実用性で勝っている部分も色々あるのかもしれません。

リヤデザインはこんな感じ。

ポルシェ・カイエン(Porsche Cayenne)/マカン(Macan)に倣うような一文字タイプのリヤテールランプを採用したところは秀逸で、今後トヨタがデザイン言語化する可能性の高い要素だと思います。

ただ、その一方で非常に残念と思うのがリヤウィンカーで、まさかのリヤロアバンパー内にあるリフレクター上部が点滅するというのもので、この点は「後続車に伝わりづらい」「雪で隠れたらどうするの?」といった実用面などを考慮するとマイナス評価だと考えています。

インテリア(内装)もインプレッションしていこう

続いてはインテリアを見ていきましょう。

グレードはZということでレザーシートを採用せず、合成皮革+ファブリックのコンビシートとなっています。

そしてシートカラーはオールブラックということですが、そこまで暗い雰囲気でもなく落ち着いた印象を受けます。

運転席周りはこんな感じ。

Zグレード以上にて標準装備される12.3インチのSDナビゲーションシステムは、インパネ上部に設けられ後付け感はあるものの、レクサス同様で「目の動きだけ」で確認できる仕様になっています。

このチェックポイントも有難い。

ステアリング調整は電動チルト&テレスコピックで、左側にはODO・TRIPメータースイッチがあり、その下にはおそらくパノラミックビューモニター(PVM)用のスイッチが設けられるのではないかと思います(その周りはハードプラスチックカバー)。

エアコン周りはタッチパネル式でちょっと残念。

画像にもある通り、指紋や誤タッチ、あとは本当にタッチできたのか?といった問題が生じるので、こういったところの操作は嫁さんにお任せしようかと?

あとは左右独立で温度調整ができるのも有難いところですね。

センターアームレスト部分を見ていくと、レーザーカットした部分は何もスイッチがありません。

この部分は、Leather Packageを選択するとシートヒーター&シートベンチレーション用のスイッチが設けられる一方、北米場向けの新型ヴェンザ(new Venza)では、合成皮革+ファブリックでもシートヒーターが標準装備されていますね。

こういったところの差別化はちょっと残念に思うところです。

ブラックのシートカラーだとチュウヒ(宙飛)はどうなる?

そしてこちらが内ドア部分。

ブラックの表皮にするとチュウヒ(宙飛)マークが映えない?と勝手に考えていましたが、こうしてみるとブラックでも結構はっきりとわかりますね。

内ドア部分はハードプラスチックの面積が少ないように思いますが、こういったところの経年劣化もちょっと気になるところではあります。

そしてウィンドウスイッチパネルはハードプラスチックではなく、専用オーナメントパネルを採用。

このあたりの高級感は見事だと思います。

そして後席部分。

個人的には、シートサイドにリクライニングレバーがなく、ショルダーレバーで倒すというのが残念ポイント。

そして気になっていた後席の格納式センターアームレストですが、やはりドリンクホルダーが設けられていましたね。

あとはアームレスト位置が高いのか低いのか?といったところが気になり、子供でも問題なく快適に使用できるのか注目したいところです。

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