【購入条件はAMG Oneをオーダーした人物のみ】メルセデスベンツAMG新型GTブラックシリーズの特別限定モデル”P One Edition”が登場!

新型AMG GTブラックシリーズ”P One Edition”の内外装をチェックしていこう

改めて新型AMG GTブラックシリーズ”P One Edition”の外観をチェックしていきましょう。

ボディカラーのシルバーやカーボンブラック、そしてミントグリーン(ペトロナスカラー)のピンストライプアクセントを見る限り、メルセデスの2020年モデルとなるF1カーのカラーリングによく似たデザインで、おそらくこのカラーリングも固定になるのではないか?とのこと。

リヤプロファイルはこんな感じ。

フロントのシルバーからブラックへと変化していくグラデーションカラーに加え、更に三ツ星のシンボルマークをデザインしてくる辺りは流石の一言ですが、このカラーリングに設定するだけでそもそもどれだけのオプション費用が発生するのか気になるところですね。

インテリアも非常にシンプルながら、外観同様にペトロナスカラーのセンターストライプと刺繍、そしてカラードステッチが施され、本革のレーシングシートやダッシュボード、センターストライプ等、意外にもカーボンファイバのオーナメントパネルはそこまで過度に使用している感じではなさそうですね。

気になるパワートレインについては、従来発表されたAMG GTブラックシリーズ同様にM178 LS2と呼ばれる最新技術の排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載することで、最高出力720hp/最大トルク800Nmを発揮。

なお回転数については、6,700rpm~6,900rpmをピーク出力とし、レッドラインは7,200rpmとした高回転型で、トルクにおいても2,000rpmで始まり6,000rpmまで一貫性を保つようになっているところも注目すべきポイントとなっています。

気になるこのモデルの価格帯ですが、今のところ何も明らかになっていないものの、おそらくは4,000万円以上にて販売されるのではないか?と予想されています。


ところで世界限定275台のみ販売されたAMG Oneってどんなモデル?

ちなみにメルセデスが発表した世界限定275台のみ販売のスペシャル限定モデルAMG Oneですが、このモデルは2017年に世界初公開され、2019年には生産スタートする予定だったものの、低排気量のF1エンジンを搭載することによる大きな問題により2年以上遅れが生じ、結果として2021年より初期ロットモデルがオーナーへと出荷・納車される予定となっています。

以前より懸念されていたF1エンジン搭載による問題点としては、アイドリング状態時に通常5,000rpmの回転数となるため、公道仕様とするには1,200rpmに抑えることが必要となり、これにより排出ガス規制及びノイズ規制を何とかクリアすることが必要となります。

そしてもう一つの問題が、このモデルの開発で最も苦労しているF1エンジンの起動方法で、従来のF1カーでは外部スターターモータを使用して起動させているものの、これをAMG Oneに適用させるのは実用的ではないとして、オーダーメイドのスターターモータを開発することで何とかクリアするとのこと。

ちなみに、これはもう問題点として挙げる必要性が無くなったのかはわかりませんが(っというか割り切った?)、エンジンの開発コストはとんでもなく高額であるということ。

現代のF1エンジンには、公道モデルには無いとんでもないパフォーマンスと技術が搭載されていますが、その一方でエンジンの開発費用には約8.6億円も掛かっているとのことで、これを搭載した個体を否が応でも約3億円にて販売しなければならないので、相当なコストカットに力を入れなければいけないのでしょうね(この時点でAMG Oneを売れば売るほど赤字になることがわかる)。

F1技術とノウハウを蓄積した低排気量エンジン+電気モーターのPHVモデル

気になるパワートレインは、F1技術を採用した排気量1.6L V型6気筒ターボチャージャーエンジン+電気モータのプラグインハイブリッド(PHV)を採用し、システム総出力は1,000ps超えとなっています。

オールEVだけでの走行であれば、フル充電の状態から約25km走行可能で(ガソリンの走行距離分はもちろん別)、これだけのハイパワーな出力を得ながらも20km超えのシステムを搭載するのは、かなりの技術であると称賛されています。

直線性のパフォーマンスとしては、0-200km/hの加速時間が6秒以下で、最高時速は350km/h以上となっていますが、この辺りについては正式な市販モデルが登場した際に多少の変更があるかもしれません。

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Reference:CARSCOOPS