遂にトヨタが動き出す!2020年9月の国内生産がコロナ前の計画を上回るところまでに回復。更にフルモデルチェンジ版・新型ハリアーも増産で納期短縮も期待

昨今の諸事情が影響しても手を緩めなかった新型車の発表・発売

トヨタは元々、昨今の諸事情により4月から約5か月間で国内工場の稼働日の振り替えや1直化などの減産を行い、2020年6月には4割減まで落ち込むなど、非常に苦しい日々が続きました。

しかしながら、ここに来てトヨタの怒涛の新型SUVラッシュやグローバルモデルのラインナップ拡大が功を奏したおかげで、ようやく前年並みにまで回復することができたとのこと。

他社自動車メーカーが2020年4月~6月期は需要急減で赤字となるも、トヨタだけは唯一の黒字経営(1,588億円)を続け、その背景には原価低減というお家芸により損益分岐点を引き下げることに成功。

こうした外的要因を未然に防ぐためのリスク管理を徹底しているトヨタだからこそ実現できたことであり、今後更に感染拡大が予想される第2波に向けての対策も施されていくのではないかと考えられます(今回の対策は間違いなく次にも活かされる)。


とは言いながらも新型ハリアーの納期短縮はあくまでも一部のグレードに限定される?

なお、先ほど新型ハリアーの増産を行うと説明しましたが、現在このモデルの納期遅れの原因となっているのが以下の項目で、そのほとんどがZグレードにて設定されているものばかり。

【新型ハリアー納期遅れの四大要素】

・プレシャスブラックパール(+55,000円税込)
・調光パノラマルーフ(+198,000円税込)
・本革シート(”Leather Package”のみ)
・19インチアルミホイール(Zグレード以上)

つまり、Zグレードに設定されるような調光パノラマルーフや19インチアルミホイールは、根本的なサプライヤの能力に依存する部分はあるかと思うのですが、果たしてZグレードも大幅な納期短縮が期待できるのかはちょっと疑問に思うところ。

おそらくGグレードやSグレードは納期短縮の期待はできるものの、”Leather Package”にて設定される本革シートもサプライヤの影響で納期遅れにつながっているとの情報もありますし、この辺りは再度トヨタディーラーにて納期確認する必要がありそうですね。

私の新型ハリアーに関する納車後インプレッション/燃費/メンテナンス/維持費などのはコチラにてまとめております。

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Reference:日刊自動車新聞