スバル「WRX STI」の2019年モデルが一部改良へ。最高出力を僅か5馬力アップ

2020-05-26

スバルは最近、次世代「WRX」のコンセプトモデル「VIZIVパフォーマンスコンセプト」について数多く公開してきましたが、現行の「WRX」についても更なる改良を加えていくと説明。
自動車ニュースサイト・The Truth About Carsの説明によると、2019年モデルのスバル「WRX STI」は、排気量2.5L 水平対向4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力を僅か+5hpアップの310hpまで向上するとのこと。かなり控えめな数値ではありますが、これは限定版の「WRX STI・タイプRA」のパワーと同じになります。


今回の一部改良モデルについて、Subaru of Americaのプロダクトコミュニケーション・マネージャーであるDominick Infante氏は、”コメントするのが早過ぎる”と若干引き気味で対応するも、馬力を若干引き上げることに関しては否定せずに可能性の範囲にあると説明している模様。

スペック的なところの若干の変更はあるも、外観としての変更については現時点では不明ですが、前モデルから現行モデルへの変更時には、LEDヘッドライトや新たなフロントフェイス、フロントグリル、19インチアルミホイール、ルーフラックマウントブラケットといった多くの変更が加えられていました。

インテリアについても特に不明のままですが、現行モデルではアップグレードされたシート材質や再設計のドアグリップ、そして7インチインフォテイメントシステムと5.9インチ多機能ディスプレイの搭載等、機能においても充実性を図っています。
なお、駆動系についてはサスペンションや四輪駆動システムの変更を加えることでSTIの性能を向上。
それ以外には大型ローターやブレーキフィーリングとフェード耐性を向上させたブレーキパッド、ブレンボ製ブレーキシステムを装備するなど、レーシング向けの足回りへと向上させています。

なお、標準モデルとなる「WRX」については、排気量2.0L 水平対抗4気筒ターボチャージャーエンジンはそのままに、最高出力268hp、最大トルク349Nmのままで継続していく模様。
価格帯については、「WRX」が302万円以上、「WRX STI」が400万円以上となることが濃厚と言われています。

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Reference:CARSCOOPS