BMWは色んな意味でスペック詐欺だった!新型M8コンペティションの0-100km/hは3.2秒ではなく2.88秒であることが判明【動画有】

2021-05-31

ランボルギーニ・アヴェンタドールSVよりも速く加速するM8コンペティション

BMWの最上位スポーツグレードとなるM8コンペティション・クーペですが、この個体のパワートレインは、排気量4.4L V型8気筒ツインターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力617hp/最大トルク750Nmを発揮するとんでもないハイパフォーマンスモデル。

更に直線のパフォーマンスとしては、カタログスペックとしては0-100km/hの加速時間が3.2秒と謳われているものの、何と実際にローンチコントロールにて計測したところ、カタログスペックよりも大幅に速く加速することが判明しました。

ポルトガル南部のポルティマンサーキットにて行われた今回のメディア向け試乗会ですが、BMWの専属プロドライバであるマーティン・トムジーク氏によって2種類の加速性能を計測し、以下の動画にてそれを証明しています。


たかが0.32秒…されど0.32秒。3秒切るだけで全く印象が違い過ぎる

1回目の0-100km/hの加速時間が、何とカタログスペックの3.2秒よりも更に0.32秒も速い2.88秒にてフィニッシュし、更に0-200km/hの加速時間は僅か9.93秒という驚異的な加速力を発揮したことを明らかに。

ちなみに2.88秒という記録は、フェラーリ488ピスタの2.85秒に近い数値を意味し、更にはランボルギーニ・アヴェンタドールSV/チェンテナリオ・ロードスター/ウラカン・ペルフォルマンテ、ポルシェ918スパイダーの2.9秒よりも速いことを意味しています。

BMWといえば、カタログ値よりも優れた性能を”最低保証値”として発揮することでも有名だったりしますが(最近であれば、BMW新型Z4の最高出力がカタログ値よりも高いことが判明)、こうした良い意味でのスペック詐欺というのは、同社にとってはマストな条件としている可能性もありますし、今回のようなM8コンペティションだけに限った話ではないのかもしれません。

なおカタログスペックよりも優れたパフォーマンスを発揮するモデルといえば、以前当ブログでもご紹介したM5の0-100km/h加速時間ですが、こちらもBMWのテストドライバが実際にテスト走行を行ったところ、0-100km/hの加速時間が僅か2.8秒(M8コンペティションよりも速い!)とのことで、ゼロヨンの加速時間は10.9秒(到達速度が207km/h)という驚異的な加速力を発揮したことも大きな話題となりましたね。

【0-100 km/h: BMW M8 Competition Coupe in 2.88 seconds】

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