えっ?(豪)スバル新型リバティ(日本名:レガシィ)が販売終了する可能性が高い模様。これ以上セダンの販売低迷を阻止することはできないのか?

2020-07-17

但し新型レガシィ・アウトバックは市販化される模様

スバルが昨年フルモデルチェンジを果たした新型ミドルサイズセダンレガシィ(Subaru Legacy)が、オーストラリア市場にてリバティ(Liberty)という名称にて導入される予定だったものの、何とこのタイミングにて販売終了となる可能性が高いことが明らかになりました。

スバル・オーストラリアのマネージングディレクターであるコリン・クリスティ氏によれば、2020年末までにSUVモデルのレガシィ・アウトバック(Legacy Outback)は販売されることは確認しているものの、リバティについては今のところ確認が取れていないとのこと。


オーストラリア市場にてセダンを売っていくのは厳しい?

もちろん、未だ販売終了が確定したわけではなく、あくまでも可能性が高まっているという段階ではあるものの、コリン・クリスティ氏の考えとしては、セダンモデルの販売低迷が非常に目立つなか、SUVモデルの売り上げは高まっているため、可能な限りSUVに焦点を当てていくと説明。

現時点で日本のセダンモデルの人気が維持されているのはトヨタ・カムリ(Toyota Camry)だそうで、これ以外のミドルサイズセダンはかなり苦労しているそうです。

ただ、同氏としてはリバティを高く評価しているようで、市販化すれば成功する可能性はあるものの、その売り上げをキープすることができるかは別で、オーストラリア市場へとわざわざ持ち込んで市販化するだけの価値があるか?と言われると、そこの判断はかなり難しい模様。

なお、新型リバティの販売については、今後3か月以内に決定されるそうです。

改めて新型レガシィを見ていくと、その完成度はかなり高いように思えるが

ちなみにオーストラリア市場にて導入する予定だった新型リバティも、アメリカ市場にて発表・発売された新型レガシィ同様のデザインを採用し、非常にスタイリッシュでエッジの効いたデザインに仕上げられています。

プラットフォームも新世代SGPアーキテクチャを採用し、ねじり剛性とフロントサスペンション剛性の両方が70%向上、フロント横曲げ強度とリヤサブフレームの剛性の両方が100%向上され、より低重心でフロントとサイドのクラッシュ時の吸収率を40%も向上させているとのこと。

更には機能性の強化と新しい大型インフォテイメントシステムを装備しています。

インテリアについては、スバルとしては初となるナッパレザーを採用し、ピラー部分には高級感を演出するためにハイグロスなブラック塗装が施されています。

また、センターに設けられた大型の11.6インチフルHDタッチスクリーンディスプレイからは様々な操作が可能となっており、Apple CarPlayやAndroid Auto等のスマートフォンとの連携や、新しいStarlink SmartDeviceLinkアプリ、Bluetooth、オーディオストリーミング、AM/FMステレオ、リアビジョンカメラ、Sirius XMラジオ、Travel Link等の機能も充実。

更には、Starlink Conceiergeパッケージといった特別なオプションを設定すると、レストランやホテルの予約、チケットの購入、スケジュール予約といったラグジュアリー機能もしっかりと装備可能となります。

このほかにも、インストルメントパネルやドアトリム、シート、レッドのカラードステッチ、シフトレバーブーツ、本革巻きのステアリングホイール、そしてアルミ製ペダルとスポーティさと高級感があらゆるところに敷き詰められています。

気になるパワートレインについては、一つがパワーアップした排気量2.4L 水平対向4気筒ターボチャージャーエンジン(最高出力260hp)、もう一つが排気量2.5L 水平対向4気筒エンジン(最高出力182hp)の計2種類をラインナップします。

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Reference:motoring