マツダの2020年11月度の世界販売が-10%減で11か月連続マイナスに…国内販売主要モデルは新型MAZDA2だが、先日の逮捕報道で更にマイナスの恐れも

マツダの国内販売で最も需要があるのは新型MAZDA2だが…

続いてはマツダの2020年11月度の国内販売に注目していきたいと思いますが、乗用車/商用車/登録車/軽自動車全体での前年同月比は-0.4%減となる12,873台となり、主な原因となっているのは商用車の大幅減が影響しているようです。

なお国内販売での主要モデルはMAZDA2/CX-5/CX-30とのことですが、実は前年同月比でプラスになっているのはMAZDA2とCX-5のみで、CX-30に至っては-41.4%減の1,577台のみ。


マツダのラインナップモデルには特別感が無い?

これについては色々と考えられるものの、大きくはマツダのラインナップモデルのほとんどが同じ顔であることや、パワートレインに大きな差別化が無い(エンジンラインナップもほぼ使いまわし)ことから、価格帯やサイズが異なるだけで、これといった特別感が無いというのも影響しているのかもしれませんね。

開発責任者の不祥事による影響が、2020年12月度以降に響く恐れも?

あとは個人的に懸念していることとして、今回の2020年11月度では、新型MAZDA2の販売が前年同月比+2.9%増となり、台数は2,164台となっていますが、先日大きく取り上げられたマツダの開発責任者である冨山道雄 容疑者の万引き&飲酒運転による逮捕報道で更に売り上げが減少するのではないか?ということ。

っというのも、冨山容疑者はMAZDA2/CX-3の開発責任者でもあったため、今回の報道による風評被害で全ラインナップの売り上げに大きな打撃を受ける可能性も充分に考えられるため、マツダとしては年末の書き入れ時に”不利益になる”ようなことだけは避けたいと思っているはず。

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現時点では2020年12月度の生産・販売がどのように影響するかはわからないものの、たった一つの過ちや気の緩みで地獄を見ることもありますからね…そういう意味で来月の概況速報を見るのはちょっと怖いかも。

グローバル販売ではメイン市場全てが大幅減に→一体なぜ?

続いてグローバル販売ですが、前年同月比-10.0%減となる111,774台となり、11か月連続でマイナスという結果に。

しかもメインターゲットとなるアメリカ(-10.8%減)や中国(-13.4%減)、欧州(=32.5%減)においては、全て前年同月比マイナスとなり、プラスとなったのはその他の地域のみで僅か+4%増(国内は-0.4%減)。

グローバル販売での主要車種実績としては、CX-5/MAZDA3/CX-30の3車種のみとなりますが、唯一前年同月比でプラスになったのはCX-30のみ(+83.1%)。

全体的に非常に苦しい状況となっているマツダですが、先述にもある通り、どのモデルもほぼ同じ顔つきでエンジンに特別感も無いことで、顧客もマツダに飽きている?と言う可能性も高く、加えて定期的なアップデートによる価格アップで、ユーザーも購入するタイミングを逃している可能性もあるかもしれませんね。

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Reference:MAZDA