フルモデルチェンジ版・ポルシェ新型911GT3(992世代)が世界初公開!4リッターNA搭載で510馬力発揮、更にニュルブルクリンクサーキットでは7分未満達成!【動画有】

新型911GT3(992世代)は公道も走れるレーシングモデル

引続きポルシェ新型911GT3をチェックしていきましょう。

続いてエクステリアですが、今回の新型より調整可能なフロントスポイラーリップやフロントディフューザー、専用開発されたサイドスカート、巨大リヤディフューザー、手動調整可能なスワンネックリヤウィングが搭載されるなどで空力特性を大幅に向上。

しかも手動調整しない従来位置(つまり公道パフォーマンス用)のエアロキットを装着していても、最大50%のダウンフォース量を発生することが可能で、サーキット用に調整を行うと、最大約150%のダウンフォース量を発生することが可能に。

もはや公道モデルにそこまでのパフォーマンスが必要なのか?という疑問もありますが、ポルシェとしては公道とサーキットでのメリハリを付けた公道レーシングモデルにフォーカスを当てたモデルにしたかったのだと考えられます。


ダブルウィッシュボーンフロントアクスル採用でステアリング操作もダイレクトで安定的に

続いて新型911GT3では、フロントトラックを48.3mm延伸し、最新のダブルウィッシュボーンフロントアクスルを採用することで、コーナリングの安定性や凹凸のある表面のコーナー中央の制御を安定させ、ステアリング操作を更にダイレクトで正確に調整できるシステムを構築。

リヤアクスルは依然としてマルチリンクデザインをしているとのことですが、ポルシェはフロントとリヤの両方にて多くのボールジョイントを使用していますし、現行911カレラと部品を全く共有していないというところも魅力ポイントかもしれません。

なおポルシェによると、新型911GT3の車体重量は先代とほぼ変わらずで、しかしこれまで以上に軽量な素材を多用していることもあって、重量増の懸念を無くしたという努力も。

ちなみに重量増が懸念された要素としては、ボンネットやリヤウィング、ウィング下の固定スポイラーだそうで、これらを全てCFRPに変更することで軽量化(≒先代とほぼ同じ重量)に貢献しているそうです。

インテリアはシンプルながらも新たな技術と軽量バケットシートを採用

内装のデザイン言語は、これまでポルシェが採用してきた5連メーターをベースにしつつ非常にシンプルなレイアウトにまとめてきましたね。

あとはφ360mmのGT3専用多機能ステアリングホイールの採用や、Race-Texの標準装備、新型911GT3初となるドライブモードスイッチを搭載するなど、ポルシェの新たな試みも多数。

シートについては、18way式の調整可能なスポーツシートプラスもしくは、フルカーボンファイバーバケットシートから選択が可能で、フルバケットシートを選択する場合は約11.8kg軽くなるそうです。

最後に気になる新型911GT3の発売日ですが、アメリカ市場では2021年秋頃を予定していて、価格は近日中に明らかになる予定です。

【FIRST LOOK: The New 9,000 RPM 2022 Porsche 911 GT3 (992)】

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Reference:CARSCOOPS