ビッグマイナーチェンジ版・レクサス新型IS300 F SPORT Mode Black納車約5か月後の雑感。コンパクトなサイズ感で取り回しも楽、初めて助手席試乗も体感
レクサス新型ISのちょっと残念なポイントや、助手席に試乗してのインプレッションも
続いて、レクサス新型ISのちょっと残念、もしくは気になっているポイントや助手席での試乗インプレッションを見ていきましょう。
新型ISのブレーキはちょっと微妙
まず個人的に最も気になっているのがブレーキ。
もともとレクサスのF SPORTモデルは、ブレーキの利きがかなり強めな印象で、ちょっとした減速やポンピングブレーキをする際、軽くブレーキを踏むだけで”ガクッ”と減速してしまうんですね。
そのため、可能な限りちょっとした減速目的やポンピングブレーキの代わりにパドルシフトでエンブレしているのですが、パドルでの減速よりももう少し強めのブレーキ操作がし辛いというのが課題。
要はブレーキの調整幅がそこまで広いわけではなく、5段階のブレーキがあるとしたら(1が一番弱く、5が一番強いブレーキ)、新型ISは「2」のブレーキが欠けているように感じられます。
そこまで気にすることではないのですが、普段使いやちょっとした渋滞に巻き込まれたときに、「2」のブレーキって結構多用するので、この点はもう少し頑張ってほしかったというのが正直なところです。
実は初めてだった助手席試乗…意外な結末に
最後に、いつもお世話になっている某カーディーラーの営業さんがかなりの車好きということで、ディーラーの営業時間終了後に、新型ISを運転してみたいとのことから、往復40kmほどの中距離ドライブを実施。
私は往復ともに助手席での試乗となりましたが、よくよく考えてみると新型ISの助手席に乗ったのは全くの初めてで、自分が運転していないときの乗り心地や座り心地、視界などは全くの別物で色々と発見できるものがあったのも事実。
予めこれだけお伝えさせていただくと、私は運転するとき以外は乗り物酔いし易い体質で(ロールスロイス・ゴーストの後席に乗ってても酔ってしまうほど)、基本的に助手席や後席に乗る際には、ちょっとした距離でも酔い止め薬を飲むように心がけているのですが、この日はたまたま酔い止め薬を飲むのを忘れてしまっての助手席試乗でした。
そのため、助手席試乗が始まって僅か5分後には車酔いで体調が若干悪くなってしまうという始末。
道中すぐにコンビニに寄っていただき、酔い止め薬を飲んで再度試乗が始まりますが、セールスさんもちょっと申し訳ない気持ちになってしまったのか、かなり落ち着いた運転に(自分が乗り物酔いしやすいことをお伝えしていなかったため、何だか申し訳なかった)。
運転しているときの感覚と、助手席に座っているときの感覚は全くの別物だった
運転しているときの乗り心地と助手席に乗っているときの感覚って同じなのか?と思ったりもしていましたが、助手席だと運転に集中する必要もなく、よりリラックスした状態で座っているため、シートからのちょっとした振動などが伝わってくるのはちょっと意外でした(運転に集中していると、ほんのちょっとの振動には気付かなかった)。
F SPORTかつ19インチの低扁平タイヤでも、かなり上質でラグジュアリーな乗り心地だと認識していましたが、いざ助手席で体感するとそういうわけではなく、上質なのは上質なものの、乗り心地は結構カタメで、しかし縦揺れや横揺れなどの振動はしっかりと専用サスペンションで吸収していることがわかるぐらいなので、この点は改めて評価高め。
静粛性も非常に高く、マンホールやちょっとした轍を通過したときの衝撃も抑えられ、若干荒めの道路でも不快に感じることもありませんでしたし、何よりも路面にビタっと張り付いたような走りに安心感を覚えながら乗れるのも重要なポイントだと思います。
おそらく酔い止め薬を飲んでいなかったら、ここまで新型ISのデリケートな部分には気付かなかったでしょうし、新型ISを運転していただけた営業さんのお陰で、新たな発見や収穫があったのも確かだと思います(相変わらず酔い止め薬が無ければ酔ってしまうことも再確認)。
私の新型IS300 F SPORT Mode Blackに関する納車後インプレッション/燃費/メンテナンス/維持費などのはコチラにてまとめております。