カーメディアがフルモデルチェンジ版・ホンダ新型ヴェゼルの”ガソリンモデル先行受注ほぼゼロ”と報道→その調査内容はあまりにも杜撰だった件
「かなり装備の省かれたガソリンG…明らかににe:HEV優遇のラインナップ」→ガソリンGも十分優れた装備内容
そしてもう一つ興味深い内容なのが、ホンダ新型ヴェゼルの「ガソリンGは装備が省かれている」と断言しているところ。
まるでエントリーグレードのガソリンGは、他の営業車・フリート、レンタカー専用グレード同様に、装備がほとんどレス化していると謳っているかのようにも見えますが、この文言は明らかにフェイク。
実際のところは非常に優れた装備内容で、AUTOCARが断言している「e:HEV優遇」ではなく、e:HEV Xと同等の装備内容になっています。
敢えてガソリンGの具体的な装備内容を記載していない辺り、何かしらの狙いがあると感じられますが、同グレードの具体的な主要装備内容は以下の通り。
【新型ヴェゼル・ガソリンG主要装備内容】
◇Honda SENSING
◇フルLEDヘッドライト<でタイムランニングライト付き>(マニュアルレベリング/オートライトコントロール機能付き)
◇LEDフォグライト
◇4.2インチマルチインフォメーションディスプレイ(Honda CONNECTディスプレイ+ETC2.0車載器+を装備すると7インチにアップグレード)
◇ヒルディセントコントロール
◇Honda CONNECT for Gathers+ナビ装着用スペシャルパッケージ
◇フルオートエアコン
◇そよ風アウトレット
◇静電タッチ式LEDルームランプ
◇チップアップ&ダイブダウン機構付き6:4可倒式リヤシート
◇16インチアルミホイール
◇運転席&助手席シートヒーター(4WDのみ)
エントリーグレードのガソリンGでもこれだけ標準装備が充実していて、おまけにホンダは「パッケージング」を意識したグレード体系にしていることも謳っているため、「ガソリンGは装備が省かれている」「e:HEV優遇」と断言してしまうところはさすがに残念。
グレード構成も実は誤っている?
あとグレード内容は、これまで当ブログでは何度も説明してきましたが、エントリーグレードはガソリンG&e:HEV Xで、上級グレードがe:HEV Z、そしてe:HEV PLaYは「最上級」ではなく、e:HEV Xベースの派生車種、つまりは特別仕様車レベルのグレードになります。
この点についても「なぜe:HEV PLaYが最上級なのか?」については記載されていませんが、最も上級の名にふさわしいのはe:HEV Zであることをお忘れなく。
具体的な装備内容については、以下の細かくまとめているので、是非とも参考にして頂けたらと思います。
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カーメディアの見出しに「どんな層が購入?」と記載されているが?
そして最後に、AUTOCAR JAPANは見出しに、「どんな層が購入?」と記載していますが、そういった購入層は一切記載していない辺り、単純にSEOを狙った釣りタイトルではないかと予想。
実際に記載されているものは、購入層ではなく「残価設定(残クレ)」の内容ばかりで、そのほとんどがホンダの公式ホームページなどに記載されているもの。
「新型ヴェゼル」というビッグキーワードと、「どんな層が購入?」という具体的な調査項目をタイトルに持ち込むことで、検索上位に引っ掛かりやすいSEO狙いのタイトルであることがわかりますが、ただこういったタイトルと中身が全く異なる内容であっても、必ず検索上位に入り込んでくるのが企業であり今の世の中ですし、「上位に表示されるから全ての情報が正しい」というわけではないことも、検索する私たちも見極める力が必要なのかもしれません。
ホンダのフルモデルチェンジ版・新型ヴェゼルに関するインプレッションや維持費、トラブルなどは、コチラにて全てまとめております。
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Reference:AUTOCARJAPAN