フルモデルチェンジ版・トヨタ新型アクアのココが良い8点!「体感的に小回りはかなり利く」「バックガイドモニターの解像度高め」「LTAの精度は高い」
引続き新型アクアの良い点④~⑧を見ていこう
良い点④:チルト&テレスコピック機能が標準装備
続いて4つ目として、最近のコンパクトカーでは標準的に装備されているチルト&テレスコピックステアリング機能ですが、調整幅は日産の新型ノートe-POWER(Nissan New Note)やフィット4と大きく変わらないものの、前後上下の調整が可能となっているのは非情に嬉しいポイントです。
特に家族で使用する場合は、その人によっては最適なステアリング位置、最適なシート位置があるため、上下の調整だけだと中々に使いづらかったりするので、こうした機能をしっかりと先代から引き継いでいるところはグッドポイントだと思います。
良い点⑤:Bセグメントハッチバックで電動パワーシートを採用
5つ目もかなり大きなポイントだと思いますが、一部のグレードのみ電動パワーシートを採用していること。
この機能が採用されるのは、上位グレードZのみ設定可能な合皮パッケージと呼ばれるメーカーオプションで、シート表皮が合成皮革+ストライプ柄付きファブリックになるだけでなく、フロントシートヒーターと運転席のみ電動パワーシートが搭載されます。
電動調整は新型ヤリスクロス(New Yaris Cross)と同じになり、軽量化やコスト低減の観点から1モーターのみの搭載になるそうですが、そもそも国産Bセグメントハッチバックで電動パワーシートを搭載するモデルは新型アクアだけだと思われ、この辺りの使い勝手の良さと”他社ではやっていない”ところを上手くアピールしてくるところは流石トヨタだと思います。
良い点⑥:オートヘッドライト/オートマチックハイビームのレスポンスは高め
続いて6つ目は、オートヘッドライトとオートマチックハイビームの点灯レスポンスが中々に高めということ。
既に夕方以降の試乗もさせて頂いたのですが、オートヘッドライトは法規制の関係でかなり早く点灯するので致し方ない所ではありますが(最近の新型車ではほぼ共通)、オートマチックハイビームのONタイミングが中々に絶妙になりましたね。
これは新型フィット4との比較になってしまいますが、フィット4のオートハイビームだと反対車線の車両が通過して、しばらく車両が来ていないことを確認してからONに切り替わるため、通過後の時間経過は結構長めだったと記憶。
一方で新型アクアの場合だと、そのタイムラグがほとんどなく、反対車線の車両が居ないと分かった時点ですぐにハイビームONになるので、この点は非常に嬉しいポイントだと思います(レスポンスはかなり良くなった)。
良い点⑦:レーントレーシングアシスト(LTA)の精度が高い
続いては7つ目は、レーントレーシングアシストの精度が高くなっていること。
この機能は、車線からの逸脱を避けるためのステアリング操作を支援するもので、高速道路や自動車専用道路を走行中、レーダークルーズコントロールの作動時に車線維持に必要なステアリング操作も支援してくれる便利機能の一つですが、これの精度が思った以上に高くなっていて、車線から遠すぎず近過ぎず、跨ぐことなくの良い塩梅のところでアシストしてくれるようになったと感じています。
以前私が所有していた新型ハリアー(New Harrier)ですと、車線を軽く跨いでからアシストすることが多かったのですが、新型アクアではそれがほぼ解消され、跨ぐちょっと手前のところで修正してくれるので、こうした細かな精度向上は非常にうれしいところ。
もちろん、走る場所によって精度は異なるかもしれないですが、少なからず新型ハリアーで走らせた全く同じルートで、ほぼ同じ速度という条件でも、新型アクアの方が優れていたことは確かでした(車格や重さなども影響している可能性も?)。
以上が新型アクアの良い点になりますが、まだまだ良い点はたくさんあるものの、実際に運転してみて直感的に「ここは良い!」と思うところをメインにピックアップさせていただきました。
「いや、それぐらい普通でしょ」「何の参考にもならんゴミ記事」という意見もたくさんいただきますが(自身の表現力や語彙力が乏しいのは重々承知しております)、誰もが車のことを熟知しているわけではく、これから初めて新車を買う人もいらっしゃると思うので、そういった方々の参考になればと思いインプレッションさせて頂きました。
その点は予めご了承いただけますと幸いです。
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