【米調査】ドライバーの身長が高い・低いによっての乗降りし易い/し辛い車種ランキングが公開!BMWやスバルは評価高め、最も乗降りし難いのはマツダ・ロードスター
今回はちょっと珍しいランキングが公開されているようだ
さてさて、毎回様々なランキングを提供してくれるアメリカ非営利消費者組織のコンシューマー・レポート(Consumer Reports)が、ちょっとユニークな調査結果+ランキングを公開しています。
これまでは、各種自動車メーカーの信頼度や耐久性、消費者満足度に関するランキングが公開されてきましたが、今回は身長の高い or 低い人が、「乗降りし易い車種ベスト10」と「乗り降りし辛い車種ワースト10」を公開しています。
何とも興味深い調査内容となっていますが、まず前提として、コンシューマーレポートが定義する身長の低い人は「152cm(5フィート)」で、身長の高い人は「183cn(6フィート)」としています。
これらを前提とした上で、早速ランキング内容をチェックしていきましょう。
身長の高い人(183cm)が乗降りし易い車とは?
まずは身長の高い人物にとって、最も乗降りし易い車種をランキングベスト10にまとめたのが以下の通り。
【身長が高い人にとって乗降りし易い車ランキングベスト10】
1位:BMW・7シリーズ
2位:ポルシェ・カイエン
3位:BMW・X7
4位:アウディQ7
5位:ホンダ・パイロット
6位:ジェネシスG90
7位:ボルボXC90
8位:BMW・X5
9位:アウディA8
10位:ランドローバー・レンジローバー
何とも興味深い結果となりました。
上のランキングの通り、セダン系とSUV系が上位を占め、且つフラッグシップ相当もしくはミドルサイズがほとんどといったところでしょうか。
やはりフラッグシップ系統になると、運転がメインというよりも送迎がメインになるため、運転のし易さやパフォーマンスはもちろんのこと、乗降りし易いような設計も重要視されているのかもしれません。
かといって、フラッグシップ&大型モデルが必ずしも乗降りし易いというわけではないために、この点は各自動車メーカーの設計思想によって、大きく影響しているのではないかと予想されます。
そう考えると、このランキングでは主にBMWやアウディが上位を占めているため、欧州に拠点を置くメーカーの考えと、アメリカの考えが似ているところもあるのかもしれません。
身長の高い人(183cm)が乗降りし辛い車とは?
続いては、身長の高い人物にとって、最も乗降りし辛い車種をランキングワースト10にまとめたのが以下の通り。
【身長が高い人にとって乗降りし難い車ランキングワースト10】
1位:マツダ・ロードスター(MX-5 Miata)
2位:トヨタ・タコマ
3位:トヨタ・スープラ
4位:ポルシェ718ボクスター
5位:ジープ・グラディエーター
6位:シボレー・ボルト
7位:ヒュンダイ・ヴェロスター
8位:ポールスター2
9位:ジープ・ラングラー
10位:ホンダ・インサイト
ランキング全体を見ていくと、概ね予想通り2ドアスポーツクーペ系や、フラッグシップモデルよりも更に大きなフルサイズ系になってきましたね。
特にマツダ・ロードスターのような極めて車高の低いモデルになると、身長182センチの私も何度か経験したことがありあすが、車内へとアクセスするためにかなり体勢を崩さなければならず(腰の弱い方はとにかくキツイ)、且つ降りる時も天井がかなり低いので、悪戦苦闘して乗降りしていた記憶があるほど。
この他、トヨタ・タコマ/スープラとフルサイズ&2ドアスポーツクーペといった全く真逆の車種がランクインしていますが、トヨタの設計自体に何かしらのポイントがあるのかもしれません。
あと10位のホンダ・インサイトもランクインしているのは意外でしたが、個人的にはそこまで乗降りし辛いという印象はなかっただけに、ドライバーの身長の高さだけでなく、先ほどのロードスターの件も含め、体格なども影響しているのではないかと予想されます(よくよく考えてみたら今回のコンシューマーレポートには横の大きさや体格については触れられていない)。
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