原因は一体?納車直前のフルモデルチェンジ版・シボレー新型コルベットC8が大炎上!更にニュルブルクリンクサーキットにてマツダ・ロードスターのドライバーが死亡する事故が発生【動画有】

事故後の対応が問題なければ、このような10台が絡む死亡事故は起きなかったかもしれない

そしてこちらも非常に残念なニュースではありますが、2021年10月4日の夜、ドイツ・ニュルブルクリンクサーキットのノルドシュライフェにおいて、7人が負傷し(5人が重傷、2人が軽傷)、1人が死亡するとんでもない事故が発生しました。

上の画像がノルドシュライフェでの実際の事故現場になりますが、このコースでは免許を所有している人物であれば、サーキット使用料金を支払うことで誰も走行することが可能になっています。

ただ、高低差が激しい上にコーナリングが非常に難しいコースでもあるため、コースアウトすることはもちろんのこと、中にはガードレールに衝突する車両も存在するほど。

それだけ難易度の高いコースなのですが、まさかこのサーキットで死亡者が出てしまうとは…


事故の原因はポルシェ911GT3のクーラント液が漏れてしまったため

事故の”おおもとの原因”については明らかになっていて、どうやらポルシェ911GT3が走行中にクーラント液を漏らしてしまい、すぐにバーグワークコーナー付近の芝生に待機したものの、思った以上にクーラント液の量が多く、後続を走っていた車両たちが次々とスリップしてクラッシュする事態に。

ポルシェ911GT3のドライバーは、走行中に何かしらの不具合が生じたことはすぐにわかっていたため、冷静な判断ですぐにコースアウトして三角表示板などで呼びかけをしていたものの、場所が場所なだけに後続車両はかなりのスピードで走っていたため、目の前のハプニングに気付くのが遅くなってしまったとのこと。

こうしたハプニングの影響により、コルベットC7や2台のオートバイを含む計10台の車両が事故に巻き込まれてしまったのですが、何とも悲しいことに、そのなかに含まれているマツダ・ロードスター(Mazda Roadster MX-5)に乗っていたドライバーが事故に巻き込まれ死亡したとのこと。

10台もの車両が絡む事故が起きたのは、オイル漏れなどが起きた後のニュル側の対応に問題があったためと言われている

ただその一方で、今回ロードスターのドライバーが死亡事故につながってしまったのは、911GT3のオイル漏れなどが原因だけではないということ。

現地で事故の瞬間を目撃していた人物の情報によれば、ニュルブルクリンクサーキット側の運営・対応にも問題があったとの報告も。

具体的には以下の通り。

・故障車となった911GT3を回収するために、サーキット内にレッカー車を派遣したものの、セーフティカーは派遣されなかった

・当時ニュルのスタッフは普段よりも(平日だったので)少人数体制であり、更には事故の処置もバタバタで迅速に行われなかった

・常軌を逸した速度で走り続けるサーキット内で、レッカー車はコースアウトしたところで回収作業を行わなかった疑いがある(コースアウトしたところで作業を進めなかった)

実はこういった原因が重なったことで、レッカー車に他の走行車両が追突し、マツダ・ロードスターが事故に巻き込まれ死亡する事態となりましたが、ロードスターのドライバーの友人は「ニュル側の判断が間違っていなければ、このような事故は起きなった」と悔やんでいます。

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Reference:road&track①kzannos.com