フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ノア・ノーマルボディの実車を見てきた!アルファードとの差別化は明白だが、ちょっと残念に思う所も多数

2022-01-16

内外装含めて質感や装備内容は「やっぱりノア」と思わせるのはトヨタらしいところ

2022年1月13日に発表・発売されたばかりとなるトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ノア(Toyota New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)。

私も新型ヴォクシー・ハイブリッドS-Z(2WD)を購入・契約済みで、納期もようやく明らかになり、あとは納車に向けてひたすら待つばかり。

そして今回は、いつもお世話になっているトヨタディーラーにて新型ノア/ヴォクシーの実車を拝見・試乗させていただくことに。

今回は、最もシンプルなデザインにまとめられた新型ノア・ノーマルボディの内外装デザインをチェックしていきたいと思います。

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今回実車を拝見したのは新型ノア・ノーマルボディのガソリンG(2WD)

こちらが今回拝見させていただいた新型ノア・ノーマルボディのエクステリア。

グレードは中間タイプのガソリンG(2WD)で、ボディカラーはホワイトパールクリスタルシャイン、内装はフルファブリックのブラックになります。

まずフロントマスクを見ての印象としては、先代80系のデザイン言語を上手く踏襲しつつ、新型90系らしい大口のU字型フレームと精悍な顔つきに。

特にU字型フレームとボディカラーと同色の水平基調バー、そして水平基調のメッキ加飾を見て「一目でノア」と分かるデザイン言語はトヨタらしいところ(新型ランクル300や新型ハリアーも同様)。

ちなみにフロントヘッドライトは、全グレード標準装備となる三眼LEDヘッドライトを搭載し(プロジェクタ式ではなく、シンプルなオートハイビーム付)、一番内側は豆球タイプのフロントウィンカー、そしてフロントウィンカーの直下に水平基調のロービームが点灯するなど、ちょっとイメージとは異なるレイアウトに。

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サイドウィンドウが大きくなった?全長4,700mm以下でも伸びやかなボディ

サイドビューはこんな感じ・

全長が4,695mmと、ミドルサイズミニバンらしい”大きすぎず小さすぎず”の丁度良いサイズ感で、しかしフロントフードからAピラーの傾斜角はゆるやかで、三角窓が先代に比べて大きく見え、運転席からの視界もかなり広々。

ウェストラインも少し低い位置に持ってきたからなのか、ウィンドウ面積が大きくなり、運転席から助手席側のサイドウィンドウを覗き込んだときの視野角も相当に大きくなったように感じられます(とくに地面が見やすくなった)。

ホイールはシンプルな16インチアルミホイール(シルバー塗装)

足もとは16インチのシルバー塗装アルミホイールと非常にシンプルで、タイヤハウスのクリアランスは少々大きめに感じたり。

ちなみに上位グレードZでも16インチアルミホイール(シルバー塗装)のため、ノールボディだと足もとでの差別化ができないのはちょっと残念なところです。

あとこの日は、非常に多くのお客さんが新型ノア/ヴォクシーの実車を拝見しようと訪れていて、中々撮影するタイミングが難しく、特に後席とトランクルームに人が集まっていたのが印象的(そのためリヤテールランプなどの撮影はできませんでした)。

来客駐車場にも、先代80系ノア/ヴォクシーで訪問されいる方も多かったですし、子供さんを連れて後席の広さや快適性を確認するなど、皆さん同車に対する関心が相当に高いように感じられました。

新型ノア・ノーマルボディのインテリアを見ていこう

ここからは新型ノア・ノーマルボディのインテリアを見ていきましょう。

まず内ドア部分ですが、中間グレードG以下だからなのか、ハードプラスチックの面積が非常に多く、内ドアハンドルもブラックのプラスチック(新型ヤリスの中間グレード以下も確かプラスチック系だったと記憶)。

サイドミラースイッチ周りももちろんハードプラスチックで、ウィンドウレバーにはバックランプが搭載されていないため、夜間時はかなり見づらいかもしれませんね。

あとは内ドアを閉めるときの持ち手ポケット部分ですが、これの持ち手位置がちょっと微妙で閉めづらかったのが印象的でした。

ここからはコックピット周りを見ていきましょう。

標準の本革巻きステアリングホイールや、メーカーオプションの10.5インチのディスプレイオーディオが設定されていて、ナビの位置がメーターのほぼ隣に設けられているので、首を動かさずに目の動きだけで情報を得られるのは嬉しいところ。

あとは実際にファブリックシートに座ってみての印象としては、少し柔らかめな印象で、シートヒーターもLowにして約15秒ほどで暖かくなるため、特にこれといって不満は無し。

ただ、シート調整が全グレードで手動というのはちょっと残念なところですが、これはあくまでもフラッグシップミニバンのアルファード(ALPHARD)/ヴェルファイア(VELLFIRE)と差別化するだと思われます。

ステアリングのスイッチレイアウトや握り心地などは、ヤリス/ヤリスクロスと全く同じ。

あとはグレードに関係なくパドルシフトが装備されていないのはちょっと残念なところです。

メーターは上位グレード以外全て4.2インチ

そしてこちらがメーター類。

中央には長方形タイプの4.2インチTFTマルチカラーディスプレイが搭載され、両サイドにはアナログメーターを搭載。

中間グレード以下とはいえ、このあたりは古さを感じさせると言いますか、反対にトヨタらしい装備内容だなぁというのが正直なところ(上位グレードZ/S-Zは7インチディスプレイ)。

ドリンクホルダーのサイズ感やコンソールボックス位置、後席の広さなど、気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!