【世界初】フルモデルチェンジ版・レクサス新型LX600 F SPORTをシャシダイに載せて評価→何と兄弟車のトヨタ新型ランドクルーザー300の方が実測値が上だった件【動画有】
LX”600”の名称に疑問を持つ人も多いが、果たしてそのパワーは本物か?
2022年1月12日に発表・発売されたばかりとなるレクサスのフルモデルチェンジ版・新型LX600。
日本国内ではベースグレード/オフロード(OFFROAD)/エグゼクティブ(EXECUTIVE)の3グレードが展開され、発売後僅か1か月で約5,000台のバックオーダーを抱え、納期も3年以上と言われています(ディーラー談より)。
トヨタ新型ランドクルーザー300(Toyota New Land Cruiser 300)同様に、高額にて転売される恐れもあるため、ほとんどのディーラーが先着オーダー順ではなく”抽選方式”というのも中々にアレですが、それだけ注目度の高いモデルであることは間違いなさそうです。
そんな大人気の新型LX600ですが、遂に世界初となるシャシダイに載せて最大出力/最大トルク評価が実施されました。
シャシダイに載せるだけでも迫力が凄いな…
こちらが、シャシダイに載せて実測値評価中の新型LX600 F SPORT。
シャシダイに載せるだけでも十分な存在感(まさに陸の王者)ですが、日本市場では販売されていない海外仕様のF SPORTというのも注目処です。
いずれ日本市場にも導入されるかもしれないF SPORTですが、基本的なパワートレインはベースグレード等と同じ排気量3.5L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載(新型ランクル300と同じエンジン)。
なおLX600の”600”は、排気量6.0L相当のエンジンを搭載するという意味が込められていて、一方で同じ3.5L V6ツインターボエンジンを搭載するLSだと、排気量5.0L相当のエンジンという意味合いでLS500と名付けられています。
LX600とLS500とのパワー差はほとんど無い
しかも最高出力/最大トルクを比較してみると、LS500だと416hp/600Nmに対し、LX600だと409hp/650Nmを発揮するため、パワー面ではLS500の方が上ということに。
車体重量を見ても、LX600が2,540kg~2,600kgなのに対し、LS500が2,140kg~2,320kgと最大400kg近い重量差があるために、パワーウェイトレシオ比でいえばLS500の方が優れているのは一目瞭然。
こうして比較してみると、「LX600」という名称は本当に妥当だったのか?という意見もあるようですが、まずは主要諸元に対してシャシダイに載せてどれだけの損失があるのかをチェックしていきましょう。
新型LX600の最大出力/最大トルクは、カタログ値と実測値でこれだけの差がある
実際に評価した結果が上の通り。
今回この評価を実施したEKanooRacingTVチャンネルによると、ピーク出力362hp/ピークトルク407Nmを発揮したため、カタログ値と比較してみると、それぞれー47hp(12%損失)/ー243Nm(37%損失)低いことが確認できますね。
2ページ目:なぜカタログ値と実測値でこんなに異なる?トヨタ新型ランドクルーザー300と比較すると実測値はどれだけ異なる?