フルモデルチェンジ版・日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)の購入を考える②。マツダ新型CX-60のコスパと内装の質感も魅力的だが、日産も質感は負けていないと思う

駆動方式やエンジン、サイズ感も異なるとはいえ、マツダ新型CX-60の価格設定には日産も驚いたはず

さてさて、2022年6月に発表/同年7月下旬に発売予定となっている日産のフルモデルチェンジ版・新型エクストレイルe-POWER(Nissan New X-Trail, T33型)ですが、ここで再び購入するかどうかを検討していきたいと思います。

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既に新型エクストレイルに関する具体的なグレード構成や主要装備内容、メーカーオプション、ディーラーオプション、ボディカラーを全て公開しており、概ねこれで同車の詳細情報を網羅することに。

ほぼ全ての情報を公開した上で、改めて新型エクストレイルe-POWERのどのグレードを購入すべきか、直接的な競合ではないものの、新型エクストレイルにとって脅威ともいえるマツダ新型CX-60に対してどこまで魅力的なモデルとなり得るか?この辺りも考えていきたいと思います。

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パワートレインは1種類のみ、スタンダードグレードは4種類

まずは新型エクストレイルe-POWERのグレードから検討していきましょう。

過去のブログでもお伝えの通り、日本仕様の新型エクストレイルは、排気量1.5L 直列4気筒VCターボエンジン+電気モーターを組み合わせたe-POWERシステムの一択のみで、駆動方式は前輪駆動(FF)/四輪駆動(e-4ORCE)の何れかからの選択となります。

日産は今後、電動化を推進していくために、主力モデルともいえる新型ノートシリーズを排気量1.2L 直列3気筒エンジン+電気モーターを組み合わせたe-POWERのみに限定していますし、ガソリンモデルのみのラインナップの可能性は(スポーツモデルを除いて)極めて低いのではないかと推測しています。

そう考えると、新型CX-60のような、直4エンジンや直6ディーゼルターボ、直6ディーゼルマイルドハイブリッド、直4 PHEVといった充実したパワートレインと豊富なグレードは非常に魅力的ですし、「選択肢の幅」では新型CX-60が優位な立場に立っているかもしれません。

改めて新型エクストレイルe-POWERのグレード構成に戻りましょう。

シートレイアウトは、2列5人乗り仕様がメインとなり、一部のグレードのみ3列7人乗り仕様がラインナップされます。

以上から、新型エクストレイルe-POWERのグレード構成は以下の4種類となります。

【日本仕様の新型エクストレイルのグレード構成一覧】

◇エントリーグレードS(2列5人乗り):[2WD]/[e-4ORCE]

◇中間グレードX(2列5人乗り):[2WD]/[e-4ORCE]

◇中間グレードX(3列7人乗り):[e-4ORCEのみ]

◇上位グレードG(2列5人乗り):[2WD]/[e-4ORCE]

上記の通り、3列7人乗り仕様に関しては中間グレードXをベースにしつつ、四輪駆動(e-4ORCE)のみのラインナップとなるため、購入層は限りなく限定されますが、仮に購入を検討するのであれば、やはり装備内容が充実している中間グレードX(2列5人乗り仕様)か、上位グレードGの何れかになりそう。

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