日産公式ホームページにて「GT-R R35/シーマ/V37スカイラインHEV」の受注・オーダー受付け終了と掲載。フーガもそろそろ…スポーツカーは新型フェアレディZのみに

2022-08-30

日産シーマ(フーガ)/V37スカイラインHEVは、受注並びに生産終了予定

続いては、日産のフラッグシップ&ラグジュアリーセダンのシーマ。

伊藤かずえさんの初代シーマ・レストアプロジェクトで再度注目を浴びた一台ですが、こちらのモデルは2022年モデルのみ終了するのではなく、2022年夏を持ってシーマ自体が生産終了となる予定です。

日産公式ホームページでも「一部、仕様・グレード・カラーについては、生産上の都合でご用意できない場合がございます。詳しくはお近くの販売店にお問い合わせください。」と記載されていることから、生産終了に向けてのカウントダウンが始まっています。

なお日産公式ホームページでは、もう一つの上級セダンとなるフーガの生産・受注終了に関するアナウンス文は掲載していないものの、2022年夏頃に廃止となる予定で、何れの理由も2022年9月1日の騒音規制フェース2が、継続生産車両に一斉適用されるため、その規制に準拠できないことから、シーマ/フーガ、そしてこのあとに登場するV37スカイラインHEVが生産終了・廃止の対象となります。

厳密には、2022年8月末を持って生産を終了する予定とのことですが、環境法規制や騒音規制などが影響していることは致し方なく、今後登場するであろうピュアEVモデルへの展開に期待したいところです。


V37スカイラインはガソリンターボのみ販売継続へ

そして最後は、日産のエントリー&スポーツセダンとなるV37スカイラインHEV。

日産公式ホームページにも掲載されている通り、「ハイブリッド車につきましては、注文台数が予定販売数量に達したため、オーダーを終了いたしました。掲載画像はハイブリッド車も含まれます。」とアナウンス。

ガソリンターボ系&400Rの販売は引き続き継続となりますが、今回ハイブリッドのみが生産終了の対象となったのは、先代V36スカイラインやインフィニティQ50などに採用される排気量3.5L VQ35HR型V型6気筒エンジンが、騒音規制フェース2に対応できないため。

一方のガソリンターボ系VR30DDTT型に関しては、ビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(RZ34)にも流用されている騒音規制に準拠したエンジンとなり、400Rも引き続き販売継続されるのは”さすが日産”。

ハイブリッドモデルが新規開発されるのか、それともV38型のフルモデルチェンジ版が将来的に登場するかは不明ですが、まずはラインナップモデルを一旦整理して、今後の法規制に対応できるクルマ作りに向けた準備だとも考えているため、「日産が完全にセダン市場から撤退する」という憶測は時期尚早だと考えています。

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