フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ヴォクシーの乗り心地を改めて考えてみる。試乗したホンダ新型ステップワゴンと比較すると突き上げはステップワゴンの方が抑えられている

2022-05-282022-07-06

ホンダ新型ステップワゴンe：HEV SPADAの乗り心地や後方からの突き上げはどうだ？

続いて、ホンダ新型ステップワゴンe：HEV SPADA(2WD)の後席の乗り心地についてインプレッションしていきましょう。

今回は一般道やちょっとした峠道も走らせていただき、往路は私が運転、復路はホンダディーラーの担当スタッフさんに運転という流れに。

復路の試乗では、私は2列目と3列目シートに座らせて頂いたわけですが、やはり上質さと快適性を高めたミニバンということもあり、後方からの突き上げは新型ヴォクシーに比べてかなり抑えられている印象。

停車状態から走り出したときや、ある程度の速度域に到達したときの後方も非常に静かで、振動も抑えられているのは確かですし、やはり2021年内に販売終了したフラッグシップミニバン・オデッセイ(Odyssey)の立ち位置も担うモデルということもあり、オデッセイ相当の乗り心地や快適性も求めた一台なのだと考えられます。

3列目シートも分厚く、乗り心地も十分良い

ついでに3列目も座らせていただきましたが、2列目に比べると足もとのスペースや快適性は下がるものの、新型ヴォクシー同様にリヤテールゲートの内側に当たるところまでリクライニングできるため、道中でも問題なく休めそう。

そして3列目シートの乗り心地については、新型ヴォクシーのように薄いシートものではなく、十分厚みを持ったシートになるため、マンホールやちょっとした段差の突き上げもそこまで気にならないのはグッドポイント。

ちなみに新型ヴォクシーの3列目シートが薄くなったのは、上の画像の通り跳ね上げしたときに、キャプテンシートと干渉しないため(かなりギリギリの設計になっている)。

メーカーオプションの快適利便パッケージ(High)を装備した際、外側に設けられた角度調整可能なアームレストが干渉するのは致し方ないところですが、跳ね上げにしたことによるマイナスポイントが目立っているため、こういったところを回避した床下収納採用の新型ステップワゴンは「上手く考えたなぁ」と思う所です。

ただ先述にもある通り、今回私が試乗させていただいたモデルは、人気グレードのe：HEV SPADAになるため足もとには16インチタイヤホイールを装着。

新型ヴォクシー・ハイブリッドS-Zのように、17インチタイヤホイールを装着していないため、乗り心地や突き上げといったところの実質的な比較にはならないと思いますが、この辺りは17インチタイヤホイールを装着するe：HEV SPADA PREMIUM LINE(2WD)が納車されたら、細かく比較できればと思います。

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