先行予約とは…日本仕様のビッグマイナーチェンジ版・日産の新型フェアレディZ(RZ34)に「謎の条件」が追加との噂。この条件次第で販売店への振り分け台数も変わる?

Z34の販売実績に応じてディーラーへの振り分け台数が異なるという条件は、アメリカのディーラーでも実施済み

ちなみにこういった厳しい条件は、アメリカの日産ディーラーでも既に実施済みだそうで、販売店スタッフがNissan New Z Forumサイトに「条件に関する資料」を投稿し話題に。

その条件の詳細が以下の通りとなるわけですが、370Z/Z34の販売台数の多さで、新型フェアレディZの振り分け台数が異なるようですし、もしかすると日本仕様に関しても既にこういった条件を組み込む予定だったのかもしれませんね。

【アメリカ市場向け新型フェアレディZの販売条件】

①:エントリーSportと上位Performanceに関して、販売店が2018年1月~2022年12月までに370Z/Z34を販売したことのあるディーラーにのみ振り分ける。一定期間が過ぎた後、最低1台は振り分けられる

②:①の期間までに、370Z/Z34を10台以上販売したディーラーは、SportとPerformanceだけでなく、特別仕様車Proto Specも1台販売できる

③:①の期間までに、370Z/Z34を30台以上販売したディーラーは、SportとPerformanceだけでなく、特別仕様車Proto Specを2台販売できる

④:特別仕様車Proto Specは240台のみの限定モデルとなる

⑤:新型フェアレディZの発売は2022年8月を予定し、まずはProto Specから優先、その後SportとPerformanceを販売する

⑥:全グレードの販売が開始された後、90日が経過してから通常の割当方法に戻す

アメリカ市場向けのように、最初から販売条件を与えるのであれば話は変わってくるのですが、まさか受注停止目前にしてこのような厳しい条件が与えられ、且つ一部のディーラーでは抽選方式に変更されるとは…こればかりは納車待ちのユーザーも疑問に思う所だと思います。


トヨタディーラーでも一部抽選方式に切り替えているところも

via:Twitter

メーカーは異なりますが、初回生産枠に関しては先着順ではなく、抽選方式に切り替えているディーラーはトヨタも同様で、2022年8月23日に発表・発売されるフルモデルチェンジ版・新型シエンタ(Toyota New Sienta)や、同年秋頃に発売予定の新型クラウン(New Crown, 235系)も抽選になると言われています(あくまでも一部の販売店での話なので、全ての販売店ではないので注意)。

そうなってくると、「先行予約の意味って何だったの?(n回目)」と思う方も多いと思いますし、車検が迫っている中で急いで契約された方も少なくないと思いますからね…誰も幸せにならない販売方式、条件が今後も続く可能性があることを考えると、ますます新車が買いにくい世の中になっていくのではないかと思います。

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