ビッグマイナーチェンジ版・日産の新型フェアレディZ(RZ34)が先着ではなく抽選→落選して「購入できない」と報道。実際に日産ディーラーにも確認してみた

日産ディーラーの抽選方式は「購入権の有無」ではなく、「2022年度の生産枠に関する抽選」だった模様

今回の一件について、いつもお世話になっている日産ディーラーに取材させていただいたところ、メーカー・本部からの通達としては、「プレスリリースにもある通り、2022年7月末までにオーダーを頂いた車両に関しては、(納期がどれほどになるかはわからないが)確実にお客様のもとへ納車させていただく」とのこと。

案の定、この記事が公開されてから日産ディーラーに多数の問い合わせがあったことも事実で、私がお世話になっている日産ディーラーでも、新型フェアレディZを購入・契約したお客さんから「抽選で外れたら買えないのか」「標準グレードは誰でも買えると聞いて契約したのに」といった問い合わせがあったそうです。


抽選にハズれた方々は、2023年度以降の振り分けになるようだ

もちろん、こういった情報が拡散されれば販売店側も混乱するのは当然で、すぐさま本部に問い合わせすることになったわけですが、一部のディーラーにて先着順から抽選方式に切り替わったからといって「購入自体できない(購入権を破棄)」というわけではなく、おそらくベストカーさんに記載されている内容は「2022年度の生産枠にハズレてしまった」という意味なのだと考えられます。

ちなみに筆者が公開している日産ディーラーにて購入されたオーナー様と、たまたまSNSでつながっていたため、念のため今回の内容について確認させて頂いたところ「確かに新型フェアレディZの抽選方式を採用しているのは事実だが、この抽選が購入権のことを指しているのではなく、あくまでも2022年度の生産枠に入るか否かの抽選」とのことでした。

なお、抽選にハズレた方々に関しては、2023年度以降の生産枠に振り分けられるとのことなので、強制的にキャンセルされるというわけではないとのことですが、そうなると先行予約初日の段階で契約した人はどうするの?といった別の疑問も出てくるのも正直なところで、改めて「先行予約とは何だったのか」とも思ってしまいます。

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