フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ノア/ヴォクシーが発売されて7か月近くが経過。先行予約日に契約した方で未だ納車されていない方も多い模様

トヨタ新型ノア/ヴォクシーは全く納車されていない、というわけではない

それではトヨタ新型ノア/ヴォクシーは、全く生産も納車もされていないのか?というと、そういうわけではなく、その月によってバラツキはあれど、2022年2月~7月までの累計台数は5万台を突破。

以下の販売台数は、一般社団法人日本自動車販売協会連合会が公表している新車登録販売台数をランキング形式にしているものから抜粋していますが、販売台数には「ディーラーの試乗車・展示車」や「90系ではなく先代80系も含まれている」可能性が高いため、あくまでも参考程度にみていただけますと幸いです。

2022年2月・・・ノア:2,227台/ヴォクシー:2,073台

2022年3月・・・ノア:7,046台/ヴォクシー:7,691台

2022年4月・・・ノア:5,697台/ヴォクシー:4,707台

2022年5月・・・ノア:2,720台/ヴォクシー:2,157台

2022年6月・・・ノア:4,302台/ヴォクシー:4,207台

2022年7月・・・ノア:5,010台/ヴォクシー:4,034台

2022年2月~7月・・・ノア:27,002台/ヴォクシー:24,869台

上の一覧にもある通り、2022年2月~7日に登録されている新型ノア/ヴォクシーの累計台数は51,871台と非常に多く、(2022年2月時点での)累計バックオーダー約80,000台に対して、約65%が登録販売完了していることに。


グレードやオプションによって納期が極端に遅れている一方で、販売エリアやディーラー規模によっても異なる?

しかしながら、前述にもある通り2021年12月~2022年1月の発売前の先行予約時点で購入・契約された方でも、未だ新型ノア or 新型ヴォクシーが納車されていない方も多いことを考えると、販売エリアや規模によって偏りがあったり、もしかすると累計バックオーダーも2022年2月から更に増えていることも考えられそう。

なお参考までに、トヨタ公式プレスリリースより新型ノア/ヴォクシーの月販基準台数は、ノア(ノーマルボディとエアロボディ含む)が8,100台/月、ヴォクシーが5,400台/月となっているため、本来であれば2022年7月までの時点で、新型ノアが56,700台、新型ヴォクシーが37,800台の累計94,500台に到達している必要があります。

しかしながら、これも昨今の諸事情による部品供給不足や半導体の供給不足により生産・出荷・納期が大幅に遅れていることになるわけですが、とはいえ状況が何も変わらず納期がどんどん延び延びになってしまい、新型ハリアー(New Harrier)のように「2022年式の生産が間に合わずオーダーカット」となってしまうというリスクも考えられるため、トヨタはこの辺りの具体的な状況説明、今後の対策などを明確にユーザーに伝えなければならないのでは?と思ったりもします。

トヨタ新型ノア/ヴォクシー関連記事

Reference:一般社団法人日本自動車販売協会連合会, Toyota