パガーニがウアイラの後継モデルとなる新型ユートピア(Utopia)を世界初公開!「スタイリングの完成までに約6年」「車体重量はトヨタ新型アクアよりも軽い」
パガーニ新型ユートピアの内外装デザインを引き続きチェックしていこう
そして個人的に衝撃的だったのは、パガーニといえば「かもめの翼」をイメージしたガルウィングドアを採用してきましたが、まさか今回の新型ユートピアでバタフライドアを採用してきたとは…
バタフライドアは、マクラーレンやBMW i8でも採用されているドアが上下に開閉するもので、これも軽量化を目的にしているのかもしれませんね。
足もとには特殊な前後異径ホイールを装着
足回りもチェックしていきましょう。
サスペンションはアルミ鍛造ダブルウィッシュボーンと電子制御ショックアブソーバーを採用し、フロントに6ピストンキャリパー、リアに4ピストンストッパーを備えたブレンボ製カーボンセラミックブレーキディスクをインストール。
キャリパーカラーはゴールドテイストですが、それにマッチするようにホイールカラーもゴールドにペイント。
そんな鍛造アルミホイールですが、フロント21 インチ/リヤ22インチの前後異径タイプで、ブレーキから熱気を引き離すタービン型の炭素繊維エクストラクターが採用され、タイヤ銘柄には特注ピレリ製タイヤを装着。
そしてサイドウォールには、ユートピア(Utopia)のシルエットが描かれているのもユニークですね。
AMG製V12ツインターボ搭載で850馬力超え!トランスミッションは2種類準備
エンジンはもちろんリヤミドシップ。
そしてパワートレインは、排気量6.0L AMG製のシリンダー角が60度設けられたV型12気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力852hp/6,000rpm、最大トルク1,100Nm/2,800rpm~5,900rpmを発揮と、もはや排ガス規制など全く関係なしのノンハイブリッド仕様。
とはいいながらも、パガーニ曰く「カリフォルニア州の排出基準を満足するクリーンなエンジン」と説明しています。
続いて新型ユートピアのインテリアをチェックしていきましょう。
昨今デジタル化が進み、センターインパネには巨大タブレット型ディスプレイ、メーター類はフル液晶などが標準的に採用されてきましたが、新型ユートピアはそういったフルデジタル化を採用することなく、アナログスピードメーターとタコメーターの間には1つの液晶ディスプレイを搭載するのみ。
さらにセンターインフォテインメントモニターが無く、センタースタックを計器類、スイッチ、HVACコントロールにまとめることで、ミニマリストなインテリアを実現しています。
そしてパガーニといえば、この機構部分が剥き出しにセンターシフトですが、ティーザー動画でも公開された通り、ヘリカルギアを備える最速のシフト変更が可能な7速ギアボックスと、MTシフト+3ペダルもラインナップしています。
販売台数は僅か99台のみ!しかし既に完売済み
最後に気になる新型ユートピアの販売台数ですが、世界限定99台のみと非常に少ないものの、既に発表時点で完売済み。
そして価格帯も日本円にして優に3億円を超えるとのことですが、日本にどれだけの台数が入ってくるのか非常に気になるところです。
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Reference:CARSCOOPS