その数何と11台!盗難の対象になりやすい日本製(JDM)スポーツカー達が一挙に競売にて出品!超希少な日産スカイラインGT-R R32 V-SpecⅡ N1やホンダ・インテグラタイプRなど

ここまで一挙に希少なJDMスポーツカー達がまとめて出品されるとは…

毎年必ず大規模な数の国産(JDM)スポーツカー達が競売にて出品されることがありますが、今回は高級車ディーラーを経営し、様々なスポーツカーを集める大富豪が11台もの希少な国産スポーツカー達を一挙に出品することが明らかとなりました。

海外オークションサイトBring A Trailerにも掲載予定となっている今回のJDMスポーツカーたちですが、アメリカ・コネチカット州ニューカナーンに拠点を置く高級車ディーラーThe Cultivated Collectorによってキュレーションされ、そのモデルは1990年~1996年に日本にて製造され、且つアメリカ独自の輸入規制となる「25年ルールをクリア」したものばかりとなります。

したがって、合法的にアメリカに輸入されてから出品される希少車たちとなりますが、今後仮に別の顧客に落札されたとして、盗難被害には十分注意したいモデルたちであることは確か。

一体どのようなモデル達が出品されているのか、早速チェックしていきましょう。


まずは11台もの国産モデルたちを見ていこう

こちらが今回、The Cultivated Coolectorによって出品されるJDMスポーツカー11台。

①:日産パルサーGTi-R

②:マツダ・オートザムAZ-1

③:ホンダNSX-R

④:ホンダ・インテグラタイプR

⑤:トヨタ・スープラRZ

⑥:トヨタ・センチュリーLWB

⑦:スバル・インプレッサ(WRX)STIワゴン

⑧:三菱ランサーエボリューションⅡ GSR

⑨:三菱ランサーエボリューションⅣ GSR

⑩:日産スカイラインGT-R R32 V-SpecⅡ

⑪:日産スカイラインGT-R R33 V-Spec

見るからに圧巻で、その一つ一つが希少&限定モデルだったり…と、おそらく単体での落札価格も数数百万~数千万単位になるのではないかと予想されます。

①:日産パルサーGTi-R(1990年式)

まずは1990年式の日産パルサーGTi-Rから見ていきましょう。

ボディカラーはホワイトを基調としつつ、レッドやブルー、ブラックのアクセントカラーを加味したオリジナルスポーツモデルで、製造された台数は僅か21台で、その内の13番目に製造された一台とのこと。

以前はNISMO CEOが所有していましたが、後にThe Cultivated Collector CEOが買い取ったそうです。

走行距離は僅か4,700kmとほとんど走られておらず、しかしエンジンコンディションは抜群で定期的なメンテナンスも施していることから高額落札が期待されています。

②:マツダ・オートザムAZ-1(1992年式)

続いてはマツダのコンパクト2シータースポーツモデルでお馴染みとなる1992年式のオートザムAZ-1。

当時は「世界最小のスーパーカー」と呼ばれていて、本モデルをモチーフにしたフェラーリF40のレプリカモデルも存在するほど。

ボディはFRPを多用することで軽量化を実現し、おまけにドア開閉は乗降りし易いガルウィングを採用。

当時はディヘドラルドアを採用したトヨタ・セラも登場しましたが、このモデル同様にグラスキャノピーを採用することにより、ルーフ部のガラスに光の透過率を30%に抑えてセラミック処理を施すことにより快適性に配慮していました。

走行距離は72,000kmとそこそこ走られているものの、見た目は新品に近いレベルで美しく、このモデルも後々高騰する可能性は十分に考えられそうです。

③:ホンダNSX-R(1993年式)

続いては、かなり希少な1993年のホンダNSX-R。

日本限定483台のみ販売されたうちの1台で、走行距離は60,500kmと走行距離は少ない方で、ボディカラーも珍しいエメラルドグリーン風。

基本的には標準グレードのNSXと同等ではありますが、大きく異なるのが空力パーツ。

新たに空力性能を向上させるエアアウトレット付きフロントボンネットや、フロントアンダーカバー、リアディフューザー、巨大リアスポイラーが装備されることで更なる操縦安定性の向上。

この他にも、フロントボンネットやリアスポイラーの素材をCFRPにアップデートすることで軽量化も施されています。

2ページ目:僅か64台しか製造されなかった超希少な日産スカイラインGT-Rも出品?!