フルモデルチェンジ版・トヨタ新型シエンタ納車後雑感!「ハンドルは軽くサイズ感もコンパクト」「内ドアの持ち手に違和感」「USBポートの見た目が…」等

新型シエンタが納車されて軽く40km走らせてみての感想をまとめてみる

さてさて、2022年10月に私に納車されたばかりとなるトヨタのフルモデルチェンジ版・新型シエンタ(Toyota New Sienta)ハイブリッドZ[2WD]ですが、今回は納車後の雑感ということで、短い移動距離ではあるものの、実際に公道で走らせてのインプレッションや、ちょっと気になるポイントをいくつか見ていきたいと思います。

新型シエンタは、電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールド機能が採用されていないだけで、なぜか購入候補から外れてしまう傾向にありますが、実際に所有して運転してみると「オートブレーキホールドは確かに便利だけど、アナログチックに踏み続けるのも悪くない」と思わせてくれるところもあったり。

オートブレーキホールド機能よりも、「ここをもうちょっと何とかしてほしかった」と思う所はいくつかありますが、そういったポイントは、もう少し長い期間インプレッションしてみてから紹介できればと思います。


新型シエンタのハンドルはかなり軽やかでアイポイントも低め

まず新型シエンタで一番に驚いたのはハンドルの軽さ。

シエンタに乗る前、ホンダ新型ステップワゴンe:HEVスパーダ・プレミアムライン(Honda New STEPWGN e:HEV SPADA PREMIUM LINE)にて少し移動していたため、ステップワゴン特有の重厚感のあるステアリングフィールの後ということもあり、より軽やかでスムーズに感じました。

まだ高速道路にて走らせたわけではなく、あくまでも低速域~中速域での感想となりますが、クイック且つ軽快なハンドリング操作も楽しく、小柄な方でも簡単に取り回しが出来そうなところ。

シートポジションもかなり低いところまで下にアジャスト可能ですし、お尻も深くまで座り込むことができるため、身長182センチの私でもアイポイントを結構低く設定できるのはグッドポイント。

MPVを運転しているというよりも、コンパクトハッチバックを運転している感覚

エントリーコンパクトミニバンを運転しているというよりも、どちらかというとコンパクトハッチバック系を運転しているような感覚ですし、何よりもフロントウィンドウの面積が大きくなったからなのか、先代よりも更に見晴らしが良好で、高い信号も見やすいのは有難いところです。

内ドアの「持ち手の高さ」に違和感がある

続いては内ドアの持ち手について。

新型シエンタでは、フロントドアの持ち手(プルハンドル)を高い位置に設け、ドアトリム自体にグリップ形状を織り込んだデザインを採用することでドア開閉の一連の動作をスムーズに行えるように工夫されています。

上の画像の通り、デザインとしては非常に新鮮味があり、先代シエンタや、兄貴分であるミドルサイズミニバンの新型ノア(New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)との差別化も図られています。

しかしながら、実際に普段使いしてみると結構違和感があり、特に肘置き部分のドアポケットやグリップに慣れている側からすると、内ドアハンドルでドアを開けた直後は、手前もしくはドアハンドルよりも「低い位置」のポケットに手を移動させる癖がついているため、中々「高い位置」のポケットに手を移動させることは無かったんですね。

そのため、納車直後から上の画像の様に「本来ポケットのあるところ」に手を持って行ってしまうため、中々この癖を変えることもは難しいかも(特に複数台持ちの方はちょっと注意が必要)。

風の強い日などにドアを開けると、そのままの勢いでドアが開いてしまい、特に隣に別の車両が停まっていたら勢いよくドアパンチしてしまう恐れもあるため、そういったときに上の画像のような持ち方をしてしまうと、ドア開閉の勢いを止めるのは中々難しいですからね…。

もちろん高い位置に配したプルハンドルも慣れていけば使い勝手は良くなると予想されるので、今後も使い勝手についてはインプレッションできればと思います。

2ページ目:新型シエンタの後席スライドドアスイッチは使いづらい?