フルモデルチェンジ版・トヨタ新型シエンタのちょっとした豆知識。「キーロック/アンロック音の音量調整が可能」「ナビの目的地履歴の削除方法が少し特殊?」等
引き続き、トヨタ新型シエンタについてチェックしていこう
目的地履歴の削除方法が特殊過ぎて分かりづらい
続いては、トヨタ新型シエンタの目的地履歴の削除方法について。
これは前回の新型ノア(New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)等でもご紹介の通りで、OTAアップデート前のときは、行先指定画面の「履歴」からでは削除できないという謎仕様だったんですね。
ただノア/ヴォクシー/bZ4X/レクサス新型NXなどのOTAアップデート後から、ようやく履歴項目から目的地履歴を削除することができるようになったわけですが、なぜか2022年10月10日時点でのシエンタのディスプレイオーディオでは、機能バージョンが全くアップデートされておらず、OTAアップデート前のノア/ヴォクシーなどと同じ特殊な方法で履歴を削除する必要があるんですね。
ノア/ヴォクシーなどでアップデートされているのに新型シエンタではなぜアップデートされていない?
シエンタの目的地履歴の削除方法に関しては、以下の関連記事にも掲載済みですが、なぜ目的地履歴を削除するのに「目的」項目ではなく、「設定」項目を経由して削除しなければならないのか?というのは甚だ疑問で、加えてシエンタが納車される以前にノア/ヴォクシーではアップデートされたバージョンが、なぜシエンタに反映されていないのか?ももっと疑問。
こういったアップデート後のバージョンが他の新型車にて統一されていないところに、トヨタの「いい加減さ」が見られますし、2022年最新版となる日本自動車初期品質調査のランキングにおいて、トヨタが国産メーカーでワースト1位になってしまうのも納得できるような気もしますし、非常に残念に思う所。
ちなみにノア/ヴォクシー/レクサスNX等のOTAアップデート内容は、以下の関連記事にもまとめていますが(目的地履歴の削除方法もようやく容易になった)、このOTAアップデートに対するトヨタのレスポンスも非常に遅く感じられ、何のためのリモート通信機能なのか…と思わせるほど。
あくまでも一消費者目線で感じたことをピックアップさせていただきましたが、走りや燃費、デザイン面というところでは非常に満足度の高い一台なだけに、競合メーカーに比べて周回遅れともいえるマルチメディア技術に関しては、まだまだ課題が残っているように感じられます。
新型シエンタの燃費情報は計3種類存在する
続いては新型シエンタの燃費情報についてもチェックしていきましょう。
シエンタでは、レクサス新型NXのような新世代のレイアウトを採用しているのが特徴で、情報も上手く集約されていて個人的には好み。
ただレクサス新型NXのメーターデザインと聞くと、燃費情報が「通算平均燃費」しか表示されず、「リセット間平均燃費」や「給油後平均燃費」は表示されないのでは?と勝手に思っていましたが、シエンタではこれらの燃費情報を表示・選択することが可能になっています。
納車後の燃費情報は「リセット間平均燃費」がデフォルトとなっていますが、これを変更したい場合は、ステアリングホイールの左側の上下レバーを操作し、上の画像の左側にある赤丸の「歯車マーク」を選択。
その後、左右のスイッチ操作で右側にあるメーターアイコンを選択し「OK」ボタンを長押しします。
そうすると、上の左側のように「表示設定」に切り替わるので、赤四角「リーフ(葉っぱ)」マークを選択→「燃費グラフ」を選択すれば、「始動後平均燃費」「リセット間平均燃費」「給油後平均燃費」の3種類が登場するので、個人の好みで選択してください。
私の場合は、満タン給油してから次回給油までの燃費を計測しているので、「給油後平均燃費」を選択しています。
なおこれを見て思うのは、なぜレクサスNXと同じデザインのメーターを採用していて、シエンタでは「給油後平均燃費」が選択できるのに、NXでは選択できないのか?ということ。
これに関しても、(あくまで個人的な意見ですが…)早期的にアップデートにて対応してほしいところです。
メーターも3種類から設定可能に
そして最後は新型シエンタのメーターレイアウトについて。
結構多くの方から問合せをいただいたので、簡単に説明していくと、メーターレイアウト(デザイン)も燃費情報同様に3種類から設定可能で、先ほど同様にインストルメントクラスターの「表示設定」から「アナログメーター切替」を選択することで、「タコメーター表示」「HVシステムインジケーター表示」「シンプル表示」の3種類から設定可能。
ただし、HVシステムインジケーター表示はあくまでもハイブリッドモデルに限定されるので注意してください。
ガソリン車のようなスポーティ且つアナログチックな演出を求める方はタコメーター表示がおススメですし、エコで落ち着いた走りの演出を求めたい方はHVシステムインジケーター表示がおススメですし、メーターアニメーションを求めず、単純に速度情報だけで十分という方はシンプル表示がおススメです。