フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ノア/ヴォクシーに関する問合せについて回答してみる。「応用できる疑似オートブレーキホールド」「後席シートヒーターについて」「PVMってどうなん?」等

(続き)トヨタ新型ノア/ヴォクシーに関する問合せ内容をチェック

新型ノア/ヴォクシーの後席シートヒーターは1段階のみのON/OFF調整

続いて非常に問い合わせが多かったのが、トヨタ新型ノア/ヴォクシーの後席(2列目)シートヒーター。

この快適装備は、新型ノア/ヴォクシーの上位グレードZ or S-Zにのみメーカーオプションとして準備されている快適利便パッケージ(High)の一つで、これを選択すると以下の機能がまとめて装備されます。

◇ハンズフリーデュアルパワースライドドア(挟み込み防止機能付)

◇パワーバックドア(挟み込み防止機能・停止位置メモリー機能・パワーバックドアスイッチ<車両サイド>付)

◇ナノイーX

◇ステアリングヒーター

◇キャプテンシート(追加機能:シートヒーター・オットマン[2WD車のみ]・角度調整付アームレスト[2WD車のみ])

ただしこの後席シートヒーター、温度調整は僅か1段階のON/OFF設定しかできないのが残念なところ(フロントシートヒーターはLow/Hiの2段階)。

何が残念なのかというと、ONにしたときに「少し熱い」と感じるレベルの暖かさなので(フロントシートヒーターでいえばHiレベル)、薄地のスカートやズボンを履く方からすると、ちょっと注意が必要かもしれません。

せっかく2列目のエアコン温度調整は±0.5度刻みで調整可能なのに、シートヒーターもフロント同様にLow/Hiの2段階調整にしてほしかったところです。

ちなみにこのシートヒーター、エンジンを再始動すると強制的にOFFになるのは、競合モデルとなるホンダ新型ステップワゴン(Honda New STEPWGN)と同じ。

ホンダ新型ステップワゴンの2列目シートヒーターは3段階調整可能

そして参考までに、新型ステップワゴンの後席シートヒーターは、フロント同様にレベル3段階での調整が可能ですが…

後席用のエアコンの温度調整は、±1度刻みでの調整となります(フロントは±0.5度刻みで調整可)。


新色グリッターブラックガラスフレークは汚れが目立ちやすい?

最後は、新型ヴォクシーより採用された新色グリッターブラックガラスフレークについての問合せですが、「汚れが目立つのか?目立たないのか?」というもので、回答としては「目立つ」。

基本的にブラック系はミネラルや冬場の塩カルによる白い汚れが非常に目立ちやすく、間近で見るとはっきりと汚さがわかるレベル。

たとえば上の画像の様に、真正面で遠くから見ると「全く汚れていない」ように見えるのですが…

フロントフードボンネットにはミネラルや塩カル付の水滴痕が無数に確認できるかと思います。

このまま放置すると汚れが頑固になり落ちにくくなるため、冬場は可能な限り定期的に洗車するように心がけていますが、屋外駐車や降雪の頻度が多いとなると中々に維持は大変かもしれません。

そしてもっと汚れがひどいのはドアサイドパネル周り。

ミネラルや塩カルによる汚れ、更にはドアハンドルやチリ付近から垂れてくる油種含む水滴痕など、このあたりの汚れも顕著。

洗車した直後のグリッターブラックガラスフレークは非常に美しいですが、特に冬場に運転したあとだと汚れが異常に付着してしまうので、この点は我慢しなければいけないところかもしれません。

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