トヨタが2023年3月の工場生産・稼働停止計画を公開!レクサスLCが最大3日間の生産停止に加え、フルモデルチェンジ版・新型RXが2月末から生産を一時停止予定

少しずつトヨタ/レクサスの生産も回復してきたかのようにも思えるが…?

トヨタ/レクサスが定期的に更新している工場出荷目途一覧ですが、これに加えてもう一つ定期的に更新しているのが、各月の工場生産計画。

その月に、どの工場の、どのモデルが、何日間生産停止となるのか?を具体的に一覧としてまとめているため、ディーラー側も今後の出荷・納期の参考になると思われ、おそらくここまで具体的な情報を提供しているのはトヨタ/レクサスぐらいだと思います。
※ホンダも定期的に工場の生産稼働率を公開している

前回2023年2月の工場生産計画では、トヨタ新型クラウンクロスオーバー(Toyota New Crown Crossover)やミライ(MIRAI)、bZ4X/スバル・ソルテラ(Subaru New Solterra)、GRヤリス(GR Yaris)/GRカローラ(GR Corolla)、レクサスLCの7車種が生産一時停止の対象となっていました。

今回はどういったモデルが対象となっているのかチェックしていきましょう。


2023年3月のグローバル生産台数は90万台程度を予定

2023年3月の工場生産・稼働停止計画を確認する前に、同月のグローバル生産計画を見ていくと、90万台程度(国内約35万台、海外約55万台)を見込んでいるとのことで、前月の75万台程度(国内約30万台、海外約45万台)に比べて+15万台程度アップ。

更に2022年度(2023年3月末まで)の通期での生産見通しについては、半導体部品等の影響もあり、先の第3四半期決算発表において910万台と公表しています。

2023年3月の工場生産・稼働停止計画はこうなっている

それでは早速、トヨタ公式プレスリリースが公表している2023年3月となる工場生産・稼働停止スケジュールをチェックしていきましょう。

【2023年3月の工場生産・稼働停止スケジュール一覧(全14工場28ライン中 → 1工場1ライン)】

[トヨタ自動車・元町工場・少量ライン]
◇レクサスLC・・・2023年3月22日(水)、23日(木)、24日(金)の計3日間

前月の2023年2月に比べて、生産一時停止の対象となるモデルは一気に少なくなりましたが、少量ラインのレクサスLC500/LC500h/LC500コンバーチブルに関しては、最大3日間の停止となるようです。

レクサスに限らず、トヨタのラインナップモデルの部品供給不足や半導体の供給不足も少しずつ解消されつつあるものの、これもあくまで2023年3月末までの話。

今後トヨタ/レクサスの国内市場向けの増産計画も出ているものの、あくまでも計画段階の話になりますし、それこそ部品・半導体の供給次第では状況も大きく変化してしまうのかもしれません。

トヨタ新型クラウンクロスオーバーはRSが遅れ気味に?

そしてもう一つ気になっていたのが、2022年9月に発売されて5か月以上が経過しているフルモデルチェンジ版・新型クラウンクロスオーバー(New Crown Crossover)ですが、私がいつもお世話になっているトヨタディーラーの情報によると、どうやら排気量2.4L 直列4気筒ターボエンジンハイブリッドシステムを採用するRSグレードの納期が遅れているとのこと。

一方で排気量2.5L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジン+新世代ハイブリッドの納期はスケジュール通りとのことで、この点の違いについては今のところ不明です。

2ページ目:新型RXは一時的に生産停止に?更に新型NXも含めてとあるメーカーオプションを装着すると納期遅延になる?