結局乗り心地はどうなん?フルモデルチェンジ版・トヨタ新型プリウス雑感③!一般道や高速道路ともにコンフォート寄り…ステアフィールは軽め?

(続き)トヨタ新型プリウスの乗り心地やステアリングフィールをインプレッション

マイナーロードで諸々感じるポイントは?

そしてもう一つ気になっていたのがマイナーロード。

ちょっと整備されていないような道路や、ザラザラ音が目立ちそうな道路をトヨタ新型プリウスにて走行してみると、扁平率50のタイヤでも、低速~中速域であっても路面のザラつきを拾い、そのザラついた振動がステアリングに伝わってきます。

ただ、このステアリングに伝わってくる振動も決して不快なモノではないですし、運転席や助手席に座っていても違和感を覚えることは無いものの、後席に座ったときに座面から伝わってくる振動や突き上げは、後輪との距離が非常に近い関係もあって、よりダイレクトに伝わってきます。

こればかりはお世辞にも乗り心地が良いとは言えず、以前私が所有していた(同じTNGA-Cプラットフォームを採用する)新型カローラクロスに近い乗り味。

あくまでも今回は一般道メインでのインプレッションになるため、高速道路での運転席や助手席、後席にて感じる乗り味については、後日インプレッションしていきたいと思いますが、新型プリウスのようにスポーティなスタイリング全振りで後席の居住性や乗り心地を少し犠牲にしたモデルになると、後席に座っての長距離移動は、疲れが溜まりやすくちょっとしんどい想いをするかもしれませんね(特に先代プリウスから乗り換えユーザー)。


ステアリングフィールは軽め?

そして最後は、新型プリウスのステアリングフィール。

タイヤサイズが19インチとはいえ、195mmの15インチ~16インチ相当の細い幅になるため、接地面積や転がり抵抗、グリップ力にて少し不安に感じる部分はあるかと思いますが、確かにステアリングは軽やかで、新型シエンタ(New Sienta)の16インチタイヤを履かせているような感覚。

一般道や高速道路での直線においても、従来の19インチタイヤ(225mmや235mmなど)に比べると直進安定性は少し劣り気味で、轍に対してステアリングがほんの少し持っていかれる場面はありますが、思っていたほどの不安は無し。

ただ、スポーティな見た目と2.0L HEVの力強い加速力に対してのステアリングの「軽さ」に違和感を覚えるのは正直なところで、このあたりは更にスピードを必要とする新東名などの120km/h制限の高速道路にてインプレッションしてみて、直進安定性と共にもう少し細かくステアリングフィールの違いをチェックしていく必要がありそうです。

以上が、新型プリウスの一般道をメインとした乗り心地とステアリングフィールのインプレッションとなります。

ダラダラと書いてしまって大変恐縮ではありますが、スポーティな見た目でありながらも総じて乗り心地は高いレベルにありますし、トヨタも若者が求めるであろう「スポーティ」「ハイブリッドで低燃費」「カッコいい」「タイヤは大きい方が良い」といった要素を上手く満たした魅力的な一台だと考えています。

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