ビッグマイナーチェンジ版・日産の新型フェアレディZ(RZ34)の公道インプレッション!スポーツモデルの中ではマイルドなGTカーだが、9速ATにしてはギクシャク感もある?

(続き)日産の新型フェアレディZ(RZ34)の公道インプレッション

乗り心地はスポーツカーの中でもマイルド

話は脱線してしまいましたが、もう一つ日産の新型フェアレディZ(RZ34)で気になったのは乗り心地。

これもモータージャーナリストさんの仰る通りで、スポーツカー好きやこれから本格的にスポーツカーに乗っていく、という方にとってフェアレディZ(RZ34)の乗り心地はコンフォート寄りのマイルド。

比較するものではありませんが、シビックタイプR(FL5)のカタい乗り心地とは異なり、ロングドライブに適したマイルドさだと思います。

とは言いながらも、履かせているタイヤはフロント・リヤともに19インチで、フロント255/40 R19インチ、リヤ275/35 R19インチタイヤで、タイヤ銘柄はブリヂストン製ポテンザS007になりますから、プリウスの19インチタイヤとは異なる低扁平タイヤですので、カタメといえばカタメ(あくまでもスポーツカー乗り方からするとマイルドな印象を持つという意味)。

ただ、道路のつなぎ目やグレーチング、マンホールなどを通過したときの突き上げや衝撃は抑えられていて、足回りがよく動いている印象ですし、ビッグMC前のZ34をしっかりと試乗できていないため比較はできないのですが、走行中のロールやカーブを通過する際のシャシーのねじりや軋みなどは全く感じられないため、直感的にも「剛性はしっかりとしているんだろうな」と感じるところ。

今回はあくまでも一般道の国道や大通りをメインにしてのインプレッションになるため、ワインディングや高速道路でのインプレッションをお届けできればと思います。


えっ、ブラインドスポットモニターはそこが点灯するの?

そして最後に、公道にて走らせていて気になったのが、新型フェアレディZ(RZ34)のブラインドスポットモニター。

本モデルでは、アダプティブクルーズコントロール(ACC)に加えて、自動緊急ブレーキや車線逸脱警告、ブラインドスポットモニター(BSM)、リアクロストラフィックアラート(RCTA)なども搭載されましたが、ブラインドスポットモニターの点灯位置が、サイドミラー内蔵型ではなく、まさかの赤丸にある内ドアの三角部分。

このクルマが納車された直後、片側2車線の公道を走行している際、右側車線から追い越してくる車がサイドミラーから見えるのに対し、「アレ?サイドミラーのBSMが点灯しない?」と思っていたところ、それよりも内側にある内窓のランプが点灯したことに驚き。

これはちょっと予想していなかったと云いますか…サイドミラーを見る際に必ず視野に入るので、確かに見落としは無いと思いますが、サイドミラーで見慣れていることもあって、ちょっと違和感があるのが正直なところ。

ちなみに以下の動画の2分20秒辺りにて、ブラインドスポットモニターが点灯している瞬間が確認できるかと思います。

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