フルモデルチェンジ版・日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)が納車されて3か月が経過!「レクサス超えた」という声もあるが実際はどうなの?

そもそも「レクサス超えた」は購入するための判断材料になる?

結局、最終的に判断するポイントとしては、「どの車のデザインが好きなのか?」「予算に合った価格帯になっているのか?」「(昨今の諸事情を考慮して)納期は早いのか?遅いのか?」「どの車の乗り心地が適しているのか?」「どのような装備を求めているのか?」など、色々と注目すべきものは多いかと思います。

もちろん「レクサスを超えているかどうか」を基準に考えることも一つの判断材料になるかもしれないですし、人によっては「レクサスよりもカッコ良く、乗り心地も質感も高いし、高級感もある」と感じる方もいらっしゃると思いますから、この表現を否定するつもりはありません。

ただ、レクサスに限らず「〇〇超えた」という表現がユーザーにとって車を購入する際の判断材料になるのだろうか?と云われると何とも微妙なところです。


新型エクストレイルの走行性能は?

続いては新型エクストレイルの走行性能ですが、先程の乗り心地に比べると更に評価が難しいところ。

っというのも、パワートレイン(排気量、ガソリン、ハイブリッド等)や出力・トルクによって車の加速感はもちろんのこと、どこに主眼を置くかによって評価もガラッと変化してしまうので、このポイントこそ「レクサス超えた!」と判断するのは難しいのではないかと思います。

少なからず言えるのは、エクストレイル(T33)が今回のフルモデルチェンジでシリーズハイブリッドe-POWERのみに設定され、排気量1.5L 直列3気筒VCターボエンジンを発電機とし、モーターで駆動するという二次的な電気自動車になり、未だe-POWERに慣れていない私からすると、この点はまだまだ距離を伸ばしてから細かくインプレッションしていきたいところ。

ただアクセルレスポンスやブレーキの制動力(踏み始めのレスポンス)などを評価するとなると、アクセルを踏んだ際の立ち上がりは、電気自動車のようなスムーズさがあり、パワー不足に感じることは(今のところ)特に無し。

一方でブレーキングに関しては、これは日産特有なのかはわからないものの、他に所有する新型フェアレディZ(New Fairlady Z, RZ34)含め、ある程度踏み込まないとブレーキが効きづらいという印象で、トヨタ/レクサスのように踏み始めた瞬間からブレーキが効くわけではないんですね。

こればかりは単純に慣れの問題だと思いますし、私自身はこれに慣れてしまえばエクストレイルは操作しやすいモデルだと考えています。

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