フルモデルチェンジ版・日産の新型セレナe-POWER LUXION(C28)の後席&DOPオットマン(1脚:19,800円)の使い勝手は?注意しておきたいポイントも

ミニバンで一番注目したい3列目の各方法や2列目の使い勝手などをチェック!

2023年4月に私に納車された、日産のフルモデルチェンジ版・新型セレナe-POWERルキシオン(Nissan New Serena e-POWER LUXION, C28)[2WD]。

前回は、往復 約420kmの高速道路+下道の長距離移動とプロパイロットの機能性、使い勝手、精度などをインプレッションしましたが、今回は3列目シートの格納方法と注意すべきポイント、そしてディーラーオプションにて購入した2列目オットマンのレビューを行っていきたいと思います。

今回の3列目格納方法と2列目の使い勝手については、他に所有するトヨタ新型ヴォクシー(Toyota New Voxy)ハイブリッドS-Z[2WD]や、ホンダ新型ステップワゴンe:HEVスパーダ・プレミアムライン(Honda New STEPWGN e:HEV SPADA PREMIUM LINE)[2WD]にも繋がっていきますので、ミニバンを検討されている方は少しでも参考になりましたら幸いです。


3列目の格納方法(やり方)と注意すべきポイントをチェック!

まずは新型セレナe-POWER LUXIONの3列目シートの格納方法をチェックしていきましょう。

我が家では基本的に3列目は使用せず、他に所有する新型ヴォクシーや新型ステップワゴンe:HEVスパーダ・プレミアムラインの3列目シートを格納しています。

新型セレナに関しても、3列目は基本的に格納した状態になる…?と思っていましたが、とある問題で今後格納することはなさそうです。

まずは3列目の格納方法ですが、新型ノア/ヴォクシー同様に跳ね上げ式で、アタッチメントでの固定ではなくフックとバンドの吊り下げ式になります。

3列目を格納する前に、3列目シートのセンターヘッドレストを取り外し、ラゲッジ右側の空きスペースに仮置き部が設けられているので…

このように差し込んでおきましょう。

この辺りの前準備は新型ノア/ヴォクシーと同様です。

3列目シートの跳ね上げ方法

早速3列目を跳ね上げ格納していきましょう。

まずは3列目シート裏の下部にあるブルーのバンドを手前に引くことで、シートを前方に倒します。

前方に倒すとこんな感じ。

更にブルーのバンドを引いた状態から…

こんな感じでシートが壁側に跳ね上がります。

シートとラゲッジフロアをアタッチメントしていたパネルを格納します。

跳ね上げたシートをフックで固定していこう

ここから、跳ね上げたシートをフックで固定するわけですが、シート裏面に黒いバンド付のフックが差し込まれているので…

こんな感じでフックを抜きます。

このフックを壁側の固定部に引っ掛けていきます。

一応これで、3列目シートの跳ね上げ吊り下げ固定が完了ですが、バンドの張りをもう少し強くすることで、より固定力を高めることも可能です。

これで更に、垂直に近い固定が可能になりましたが、あまり強くテンションを掛け過ぎると、今度は引っかけたフックを外すことができないので注意してください。

勘の鋭い方は既にお気づきかと思いますが、3列目を跳ね上げにすると、実は別の問題が出てきます。

3列目シートを跳ね上げ固定すると、2列目キャプテンシートがリクライニングできない問題

そう。

その問題というのが、2列目キャプテンシートを後方へとリクライニングしようとすると、跳ね上げた3列目シートに当たってしまい、全くリクライニングできないんですね。

こんな感じでモロに当たってしまいますし、前後スライドだけでなく左右にスライド調整しても、必ず干渉してしまうのは残念。

こちらが、3列目を格納し、2列目キャプテンシートを一番後ろまでスライド&リクライニングした状態です。

上の画像でもお分かりの通り、シートレールの全長が短いため、新型ノア/ヴォクシー/ステップワゴンのようにスーパーロングスライドができないため、足もとのスペースも小さめ。

3列目を格納しなければ、2列目シートはリクライニング可能だが…?

もちろん、3列目を跳ね上げ格納せずにそのままにしておけば、上の画像のようにリクライニングは可能ですが、その代わりトランクスペースが小さく大きな荷物を載せることができないといった、また新たな問題が出てきます。

この辺りのシートアレンジ力は、ノア/ヴォクシー/ステップワゴンに比べて弱い所であり、最後発のモデルとしては中々に厳しい内容だと思います。

2ページ目:新型セレナ(C28)のディーラーオプション・オットマンの使い勝手はどうだ?