トヨタ新型ヴォクシー/ホンダ新型ステップワゴンe:HEV SPADA PREMIUM LINE/日産の新型セレナe-POWER LUXION(C28)の同時3台比較!更に上空からの3台も見ていこう

ミドルサイズミニバン御三家の3台同時比較は定期的に更新していく予定

定期的に公開している、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型ヴォクシー(Toyota New Voxy)ハイブリッドS-Z[2WD]と、ホンダ新型ステップワゴンe:HEVスパーダ・プレミアムライン(Honda New STEPWGN e:HEV SPADA PREMIUM LINE)[2WD]、そして日産の新型セレナe-POWERルキシオン(Nissan New Serena e-POWER LUXION)[2WD]の3台同時比較インプレッション。

実際に3台を購入し、3台全て納車されてインプレッションしてみると、それぞれの良さが感じられる一方で、「ここはもうちょっと頑張ってほしい」と感じる部分も。

ブログだけでなく、いつもお世話になっているフォトグラファー&クリエイターのYKTV【photograph】【car】チャンネルでも、動画として公開していく予定ですので、これら3台の何れかを購入検討もしくは納車待ちの方は参考にしていただきますと幸いです。

ちなみに私が購入しているミニバン3台のグレードや価格帯は関連記事にもまとめていますので、これらの情報を事前に把握した上でチェックしていただけますと、価格帯に見合ったモデルなのかどうかも検証できるかもしれません。

今回は3台並べての上空からの比較や、バックドアの構造、ラゲッジスペースと3列目収納方法、そしてオットマンを装着しての2列目キャプテンシートの比較などを行っていきたいと思います。


上空から見るとフロントウィンドウの傾斜(面の大きさ)が異なる

まず3台のミニバンを並べての一番の注目ポイントがコチラ。

実際にドローンにて上空から撮影しての3台比較になりますが、左からホンダ・ステップワゴン、トヨタ・ヴォクシー、日産セレナ(C28)という並びになりますが、こうして並べてみるとフロントウィンドウの面積が大きく異なるのがわかりますね。

全高1,845mmと3台のなかで一番低く、Aピラーが一番立っている(傾斜角が大きい?)ステップワゴンのフロントウィンドウの面が小さく見え、その分フロントボンネットやノーズは長く見えるかと思います。

一方でトヨタ・ヴォクシーの全高が1,895mmで、日産セレナ(C28)の全高が1,885mmと高く、それでいてAピラーを寝かせている(傾斜角が小さい?)ため、その分フロントウィンドウの面積が大きく見え、フロントボンネットとノーズは短く見えるかと思います。

運転席に座ってみて最も圧迫感が感じるのは日産セレナ(C28)

Aピラーが立っている分、運転席からの視界は良好で、ミニバン御三家ともに天井の圧迫感は感じにくいものの、(数字でもわかるように)実際に3台を所有・運転してみて、このミニバン3台で最も圧迫感が感じられるのは日産セレナ(C28)、続いてトヨタ・ヴォクシー、そして最も圧迫感が感じにくいのはホンダ・ステップワゴン。

何れもミドルサイズミニバンとはいえ、実際に3台並べてみて大きく異なる部分もあれば、新たに発見するポイントも多く、実際に所有・運転してみての感覚が本当に合っていたのかどうか答え合わせができるというのも、3台同時比較の醍醐味だと思います(今回の例でいえば運転席からの圧迫感)。

電動パワーバックドアを採用しているのは2台、最後発の新型セレナは手動タイプだが…?

続いてミニバン3台のバックドア(テールゲート)について。

既にご存じの方も多いと思いますが、左からホンダ・ステップワゴンe:HEV SPADA PREMIUM LINEは電動パワーバックドアは標準装備、真ん中のトヨタ・ヴォクシー・ハイブリッドS-Z(快適利便パッケージHighのメーカーオプション付)も電動パワーバックドア付、そして日産セレナe-POWER LUXION(C28)は、手動バックドアとなっています。

こうして3台まとめてバックドアオープンにするだけでも物凄い存在感だと思います。

こうして3台並べてみると更によくわかりますが、ステップワゴンとヴォクシーは電動パワーバックドアなので、極太の油圧ダンパーが縦方向に搭載されているのが確認でき、一番手前のセレナ(C28)の場合は、手動開閉式でおまけにデュアルバックドアを採用しているため、横方向にダンパーがそれぞれ2本ずつ設けられているのが確認できるかと思います。

ちなみにバックドアとしての使い勝手の良さは、ヴォクシーのリヤサイドにスイッチが設けられた電動パワーバックドアで、2番目が日産セレナ(C28)のデュアルバックドア、そして3番目がステップワゴンのスタンダードな電動パワーバックドア。

この使い勝手の良さというのは、このあとに説明する有料駐車場や立体駐車場で、後方に壁や車があった際、バックドアの開け閉めのし易さという点で評価・比較しています。

手動だからこそ日産セレナ(C28)のデュアルバックドアは結構使える

ちなみにセレナ(C28)のデュアルバックドアはこんな感じで、上のショートストロークタイプのダンパーが伸縮する機構になっていますし、バックドア全体の開閉に比べて開閉面積も小さいため、上の画像のように後方に壁や別の車が駐車している場合に重宝しています。

これら3台で一番最後に納車されたセレナ(C28)ですが、今後長距離移動や家族旅行用として頻繁的に活用すると思いますし、デュアルバックドアの使用頻度もかなり多くなりそうな予感がします(個人的には手動バックドアに対して悲観的には思っていない)。

2ページ目:ホンダ新型ステップワゴン/トヨタ新型ヴォクシー/日産の新型セレナ(C28)の3列シート格納方法と2列目シートの快適性は?