フルモデルチェンジ版・トヨタ新型シエンタのココが不満!助手席乗員のことを考慮しないディスプレイオーディオの使い勝手の悪さと中途半端な制限

(続き)トヨタ新型シエンタを所有して感じた、新世代ディスプレイオーディオの仕上がりの悪さについて

引き続き、トヨタ新型シエンタのディスプレイオーディオについてインプレッションしていきましょう。

こちらのコネクティッドメニューも同様で、助手席の乗員がその日の「ニュース情報」を知りたい場合、もしくはナビゲーション上に「エージェント+」のアプリで新着ニュースが表示されることがあるのですが、そのニュースが表示されるのも停車しているときのみ。

停車した状態から走行すると、上の画像のとおり「走行中は操作できません」と表示されたり、先程のエージェント+も走行するとニュースが確認できなかったり、読み上げができなかったりするため、「一体何のためのアプリなのか?」「走行中に音声でもニュースを読み上げられないのであれば最初からナビゲーション上に表示しなくても良いのでは?」「ナビ上に表示されると明らかにナビが隠れて邪魔になる」というのが正直なところなんですね。

この点も使い勝手の悪さが露呈していますし、何よりも機能性としても中途半端で全くユーザー目線の作りになっていないため、トヨタはUI(ユーザーインターフェース)/UX(ユーザーエクスペリエンス)の見直しを早期的に行った方が良いのではないか…と思う程。


トヨタ/レクサスのディスプレイオーディオは、今後何をアップデートしていくのか?

今回のインプレッションによるトヨタ/レクサスのディスプレイオーディオの完成度を低さを見て思うことは、「トヨタの新世代ディスプレイオーディオは、今後どの方向に向かってアップデートしていくのか?」ということ。

トヨタ/レクサスディーラーからの情報によると、トヨタは「ユーザーの意見をフィードバックしてより良いものにしていく」と説明しているそうですが、そもそもユーザーの意見がフィードバックされてOTAアップデートされるまでに1年以上かかっています(新型ノア/ヴォクシーが最たる例だと思う)。

明らかにレスポンスが悪い上に、本当にユーザーの意見をフィードバックしているのだろうか?と感じるようなアップデートばかりが行われているため、「今後ユーザーが求める方向にアップデートされる」というよりも、有料サービスなどを”シレッ”と追加するような「メーカー都合のアップデート?」に留まりそうな予感がしているのが正直なところです。

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