まさかここまで価値が付くとは…フロントが大破した日産スカイラインGT-R R34が競売へ→日本円に換算して驚きの約1,320万円にて落札!ランボルギーニ・ウラカン後継と思われる開発車両がスパイショット!

まさかフロントが大破したスカイラインGT-R R34が、ここまでの価値を持つとは…

右ハンドル仕様の日本製スポーツカー(JDM)の価値が高騰しているなか、日産スカイラインGT-R(Nissan SKYLINE GT-R)シリーズは高額値での取引を維持し続けていますが、今回とある事情で事故した車がオーストラリアのサルベージオークションに出品され、日本円に換算して1,000万円を超える高値で落札されたことが明らかとなりました。

ちなみにスカイラインGT-Rシリーズのなかでも、BNR34は圧倒的な人気と高値を維持していて、75台中75台目に製造されたパールホワイトのR34 Mスペックニュルは300,000ドル(日本円に換算して約4,330万円)にて落札。

その前には、映画「ワイルド・スピード」のシリーズ4のとき、ブライアン・オコナー役を演じた故ポール・ウォーカーが運転していたという2000年式の日産スカイラインGT-R R34(Nissan SKYLINE GT-R R34)で、劇用車としても活躍した個体が海外オークションサイトBonhamsに出品 → 800,000ドル(日本円に換算して約1億円)以上にて落札されました。

今回の個体は、果たしてどこまでの価値を持つのかチェックしていきましょう。


こんなにグシャグシャになったスカイラインGT-R R34がいくらで売れたのだろうか?

こちらが今回、オーストラリアのサルベージオークションにて出品された日産スカイラインGT-R R34の事故車。

画像を見てもお分かりの通り、フロントが大破してしまい、フロントバンパーやフロントヘッドライトはもちろんのこと、フロントの足回りも損傷している個体となっています。

オーストラリアのオークション情報によると、このスカイラインGT-R R34は、生産終了後からほぼ3年後となる2005年12月にオーストラリアにて初めて車両登録されたそうで、その後、不慮の事故・衝突によりフロントボディに大きな損傷を負ったそうです。

具体的にいつごろ事故を起こし、事故後どれぐらい放置された車両なのか、ドライバーの体は大丈夫だったのか?は明らかになっていませんが、事故後は修理されることなく、そのままオーストラリアのカーショップのガレージにて保管されていたそうです。

大きく損傷しているのは、あくまでもフロント部分のみで、サイドからリヤエンドにかけては特にダメージは無かったそうです。

エンジンブロックに亀裂が入っているため、交換する場合は別途費用が発生

気になるエンジンですが、事故による衝撃でエンジンブロックに亀裂が入っていたことが判明し、このモデルを出品する前まで所有していたオーナーは、排気量2.6L 直列6気筒ツインターボエンジンを交換したい場合、追加費用が発生する可能性が高いとコメントしていますが、今回の高額落札にエンジン交換の追加費用は含まれていないとのこと。

フロントを大破しても、新車価格よりも高額な約1,300万円

そして気になるこの個体のグレードですが、特別仕様車のVスペックでもMスペックでもなく、全11,578台中1,268台目に製造された「シリーズ2」とのこと。

そして最も気になる落札価格ですが、何と140,000オーストラリアドル(日本園医換算して約1,320万円)とのことで、新車価格よりも3倍以上にて落札されたことは驚き。

なぜここまでの価値を持つのかは不明ながらも、おそらくこの個体を落札したオーナーは、スカイラインGT-R R34を修理もしくは部品取り用として落札した可能性がありますし、仮にカーショップのオーナーであれば、自社で修理して再びオークションにて出品すれば、数千万円クラスの高値で落札される可能性がありますから、「それだけの価値がある」と判断したのかもしれませんね。

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