レクサス新型IS500 F SPORT Performanceの不満ポイント!「LTAの機能レベルはポンコツ」「ACCの情報が少ない」「意外にエンブレは弱め」

至高のV8 NAエンジンを搭載するIS500だが、一方で気になるポイントも多数

2023年4月に私に納車されて、もうすぐ3か月が経過しようとしているレクサス新型IS500 F SPORT Performance。

走行距離は1,000kmをちょっと超えた位になりますが、今回は本モデルを普段使いしてみて、高速道路にて走らせてみて感じた不満ポイントをいくつかピックアップしていきたいと思います。

熟成されたFRプラットフォームをベースにしつつ、このご時世に搭載された大排気量5.0L V型8気筒自然吸気エンジンは、日本のスポーツカー市場を大きく盛り上げるため、どうしても良いところばかりを取り上げてしまいがちですが、その一方で気になるポイントも多く見られたり。

早速不満ポイントや気になるポイントをいくつかチェックしていきましょう。


新型IS500のウィンカー音は小さく分かりづらい

まずは新型IS500 F SPORT Performanceのウィンカー音について。

これは以前、私が所有していたIS300 F SPORT Mode Blackのインプレッション記事でもご紹介しましたが、交差点などでの左右のウィンカーレバーを操作した際、「カチッ、カチッ、カチッ」という音が聞こえるかと思いますが、新型ISの場合はウィンカー音がかなり控えめで聞えないことが多いんですね。

特にこの夏場だと、車内はエアコンオートで風量が大きくなり、ウィンカー音をかき消すレベルになることもあるわけですが、右左折する際に「あれっ、そういえばウィンカー操作したっけ?」と思うほど音が聞こえにくいのは残念。

ちなみにIS500含む他のISシリーズは、レクサスディーラーに直接持ち込めば、ウィンカー音のボリューム設定や、ワンタッチウィンカーによる点滅回数といった細かいプログラム変更が可能なので、後日点検のタイミングで一度設定変更をお願いしようかと考えています。

アダプティブクルーズコントロール[ACC]の情報が少ない

続いては、新型IS500 F SPORT Performanceのドライビングサポートの一つであるアダプティブクルーズコントロール[ACC]について。

長距離の高速道路移動にて頻繁的に活用するクルーズコントロールですが、IS500の場合、クルコン設定(SET)しているかどうかの情報は、上の画像の左下部分にて確認できるものの、「クルーズコントロールで何km設定にしているか?」まで表示されないのは残念。

実はこのレイアウト、新型LX600も同様で、メーター上ではクルコン設定(SET)の有無は確認できるものの、クルコンの速度を合わせて表示することはなく、ヘッドアップディスプレイにて確認できるので、まだ不満要素としては小さい方なのですが、IS500の場合はヘッドアップディスプレイが搭載されていないため、わざわざメーター画面を切り替えると、旧世代クルコンレバーの操作で速度を切り替えながら確認する必要があるんですね。

独自性やトヨタらしいメーターも確かに必要だが、最優先に考えるべきは「ドライバーが使いやすい」と思えるメーター

クルコンレバーで速度を操作すれば、上の画像のようにクルコン画面に切り替わりますが、せめて速度情報だけは、左下もしくは自車速度の真下もしくは左隣りなどの空いたスペースに表示しても良いのでは?と思ったり。

こういった細かなレイアウトなどは、レクサスに限らずトヨタにも頑張ってほしいところですし、デザイン性やインパクト性よりも、「そのメーターデザインはドライバーが見やすいと思うものなのかどうか?」が一番重要であり、そもそもレイアウトを開発している人間が、日ごろから車を運転をしているのかどうか?というのも気になるところです。

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