値上げ幅ヤバイな…(2024年)マツダ新型CX-60が2023年8月1日に発表。材料費や物流コストの高騰とはいえ、まさか「19.8万円~33万円」の値上げになるとは…

(続き)マツダ新型CX-60の300万円未満の衝撃的なスタートプライスが無くなってしまったのも大きい

今回のマツダ新型CX-60の価格アップ幅としては19.8万円~33万円とのことで、おそらくここまでの値上げはマツダとしても極めて珍しい例かと思われます。

元々マツダの価格設定はかなり安価なもので、価格改訂前のエントリーグレードモデル25S S Packageで2,992,000円(税込み)と、スタートプライスが300万円を切っていましたから、それに比べると今回の価格改訂が妥当なところ?になったのかもしれません。

グレードによっては競合にはならないかと思いますが、日産の新型エクストレイルe-POWER(Nissan New X-Trail e-POWER, T33)も、約15万円~30万円程の価格アップでかなり批判を浴びていましたから、マツダも同様の流れになってしまう恐れも高そう。

今後、CX-5やCX-30、MAZDA3、NDロードスターなども一部改良で値上げする予定ですが、果たしてどこまで高騰するのか注目です。


何かと批判されてきたCX-60のサスペンションはどうなる?

最後はCX-60のサスペンションと乗り心地について。

既にマツダは、CX-60に関して国土交通省に対して累計4度のリコールを届け出していますが、その中で話題となったのがサスペンションのカタさ。

これは日本市場だけでなく、海外市場でも乗り心地について批判されているそうで(特にオーストラリアのユーザーや評論家からの批判が強い模様)、アダプティブダンパー追加の可能性も視野に入れているとのこと。

マツダは、リヤバイアス四輪駆動(FR)プラットフォームを採用するCX-60や、今後発売予定のサスペンションを強化する考えを示しているとのこと。

今回の価格改訂のときには、サスペンションの改良やアダプティブダンパーの追加は無かったものの、仮にこの装備が追加されるのであれば、更に価格帯は高騰するでしょうし、マツダの本来の強みでもある社益を抑えた経営方針の方向転換も避けられないかもしれませんね。

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Reference:Mazda, Carsales